有名人やタレントを集めて番組を作るよりは、はるかに製作コストは安上がり。ここで、週末の日照れの旅番組「ぶらり途中下車の旅」に肩を並べているのが、その向こうを張るのがテレビあかひ。
高田純次の番組で「じゅん散歩」がある。その昔、故地井武男が案内役を務めた人気番組で都内や首都圏近郊を散策する番組だ。ダジャレや人を喰ったような物言いの連発で辟易するが、手先が器用なのかスケッチや似顔絵だけは上手だと感心する。
一方、「ぶらり途中下車の旅」は、さまざまな芸能人が、普段、通勤や通学で行き来するような身近な町を巡る同番組。1992年に、故・滝口順平のナレーションで92年にスタート。2代目は「おひょい」こと故藤村俊二。その後は、太川陽介、田山涼成、林家たい平、石丸謙二郎と続くがどうも亡くなる方や物故者がやたらと多い気がする。
つい先ごろは、88歳にして田中邦衛も逝ってしもうた。救いは病名が老衰だったということだ。加山雄三の「若大将シリーズ」の脇役としてシネマでも十分楽しませてもらった。その加山も今や病床に伏せているという。
さて、その「じゅん散歩」の訪問先は「コダイラ」、そのなかで名高き御利益がある通称「ロビンソン神社」からのスタート。
実際の神社のお名前は「小平天神」。 草野マサムネがスピッツをはじめて間もないころ、青梅街道沿いにあるこの小さな神社でロビンソンの曲がインスパイアされたという。近くにはムサビ大学がある。 タレントご本人や追っかけ仲間連中の聖地だとも云われているらしい。
ちなみに、ロビンソンという名前自体はタイのロビンソンデパートから取ったらしい。当方」、番組を観るまで春日部市の今はなきロビンソンデパート(現在廃店)に由来していたとばかりと思っていた。
四月というのに身体も一段と萎え、筋肉もげっそりと落ちた。スニーカー(足袋)を履いて街中を散策したり、実際にやった地下足袋を履いての山登りも叶うのか?衰えた肉体をじっと見つめる。棺桶も一回り小さいサイズでよかろうに・・。