Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

居(い)抜き

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 昨今のコロナ禍の折、「居抜き」が増えているという。流通している居抜き店舗の物件は、居酒屋、レストラン、カフェなど飲食店などが多く、ヘアサロンやクリニックなどの商業物件も極端に出回り始めているらしい。

 

   そもそも「居抜き」とは、「居抜き店舗」とある通り、前テナントが利用していた造作・設備・什器などがそのままついたままで、すぐに営業できる状態で貸出もしくは売買されていることを指す。

 

   居抜き店舗のメリットとしては、「すぐに飲食店が開業できる」ということだ。でも世の中、そうは簡単に甘くは行かない。

 

  もともと、店舗物件などの事業用不動産の賃貸では原状回復義務があり、工事でスケルトンに戻して返すことがあたりまえ、このコストが半端ない!

 

  そこで、初期投資が抑えられる居抜き物件が登場。すぐに借手が見つかる手法として注目された。賃貸借契約にある原状回復義務は、次のテナントに引き継がれるので、大家にとっても安心。コロナ禍の折、店を畳んで居抜きで廃業する飲食店も多い。大企業ですら大幅赤字となった企業もあれば、どうしてかと思うほど利益を上げている大手企業もある。

 

   世間が窮状の折、こうした物件には一つ二つ悩んで店替をした方がいい。隣町の老舗豆腐屋も店を畳んだ。窓越しに店の中を覗くとに店内の什器、備品はそのままで遠くから子の店の豆腐やがんもどきを求めた客も多かった。

 

    今は、閑散とした街並みに一言もない。 

 

 さて、明日この「い」ぬきについてさらに深堀する。