Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

まくひき

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 初動、初期対応を誤ると、その先の捜査やシナリオが狂い、解決や終息に向かわないのは世の常だ。この処の世間や世情を見回してもそのことが如実に表れている。一度、歯車が狂いだすと、どうにもこうにも修正や転換が効かず、益々、窮地に追い込まれてしまう。

 

 努力が報われず徒労に終わることもあったり、予期せぬことに事態が急転することもある。そうなると、サジを投げるか、幕を引くしかなくなる。

 

 勘違いをしていたが、この幕引きなる用語は、もともと演劇や歌劇などに使われる緞帳のことで、カーテンコールなどと呼ばれるのもその所以だ。だから対義語や反意語には「開け幕」、「幕開け」とか「垂れ幕」がこれにあたるようだ。

 

 もの(KAGAMI & Co.)によると、

 幕引きとは、汚職関係者がいまかいまかと待ち望んでいる芝居の結末。完全に終わってもいないのに、何者かが途中で芝居を打ちきることを言い、観客席では「金返せ」とブーイングが巻き起こる。

 

 舞台の袖でのぞき見している関係者は、もっと激しいブーイングが予想されるドラマの結末を見せずにすんで、ほっと胸をなでおろし、楽屋では祝杯があげられる。

 

 幕引きは、本来は芝居で幕を開閉すること(主に閉めること)、また幕を開閉する役目の者を言う。幕が引かれる(閉められる)のは、普通は芝居の幕間や終了時だが、幕引き役が権力者であったり、権力者からたんまり金をもらっている人物であれば、芝居が気に入らなければいつでも幕を引くことができる。

    と書いてある。

 

    そう考えると、芝居の始め方、幕の開け方、モノの始め方や脚本やシナリオが一度狂いだすとキャストもさることながら、観客にもその影響が及ぶ。

 

  とうとう、そのシワが観客にも及んで来た。一度、入場した観客は劇場を後に退場することも出来ずにつまらぬ芝居に付き合わされ、場合によっては心身が狂い泡を吹いて倒れてしまうことだってある。

 

   そうならないうちに、芝居を中断して幕を引くか、早目に幕を閉じて新たな芝居を打った方が賢明かも知れない。そうよな、各々方!!そうは思いませんか?