Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

和尚が二人(ツー)

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  1年の始まりであるお正月。1月1日の朝を「元旦」と呼び、1月1日を「元日」と呼ぶ。本来お正月とは1月全体を指すが、今は特に三が日をお正月と呼ぶようになった。

 

    昔から日本ではお正月はゆっくりと過ごす文化があったが、これは三が日には年神様(としがみさま)を迎えることから。年神様とは、自分のご先祖様のこと。。三が日にはご先祖様たちが家に帰ってくるので、いつ帰ってくるかはわからないため、なるべく家を空けずに家の中にいて過ごすのが習わしだ。

 

   また、三が日は「火の神様」と「水の神様」にお休みしてもらうという考え方も。これには火や水を使う料理や掃除を忌むことも含まれる。日本では女性(妻)を「かみさん」と呼ぶだろうね。このこともあり、三が日はねぎらいの意味も込めて、妻を家庭の中の神様のように扱い、家事を控えさせる。

 

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   ときに、初詣とは、お正月の時期に神社や寺へその年初めてお参りすること。今では有名な神社などへお参りする人も増えているが、昔は家の中の神棚にお参りをするというのが、まさに「初詣」だった。氏神様(住んでいる地域の神様)や産土様(自分が産まれた地域の神様)など地元の神様のお札を用意し、若水(元日の早朝にくむ水のこと)とお供え物を供え、家族の平安をお祈りする。これは神様をお迎えする準備でもあったのだ。

 

   重なった餅の上にみかん(橙が正式)がのっている「鏡餅」の名前の由来や飾る理由はご存知かな。

 

   鏡餅の「かか」(かが)とは、実は蛇の古語。つまり鏡餅の「かがみ(鏡)」とは、"かか"様が"み"ているで「かか(が)み」です。また「かか」とは「母」でもあります。鏡に写る自分の顔には、先祖代々「かか」から生み出されてきたご先祖様たちの顔が集約されている。

 

    蛇は脱皮を繰り返しながら復活するというように捉えられており、餅の重なった形は蛇のとぐろをイメージしている。この生まれ変わっていく力強い蛇に、先祖代々の力(年神様)が寄り付いて籠ると考えられ、祀られるようになった。

 

  なお、昔は鏡割り行事で割った鏡餅のかけらをお年玉と呼びました。年神様がこもった餅をみんなに振り分け、それを揚げたり焼いたりして食べ、縁起をかついでいた。

 

 正月でのNGな過ごし方としては、「料理」つくり、「掃除」、「洗濯」に「お墓参り」などはご法度だ。