とうとう、今年も残りあと一日となってしまった。寝たきりの一年だったが振り返ればいろいろあった一年でもあった。
タイトルは、末期の水は「まつごのみず」とも読む。「末期」とは「人生の最期を迎えようとしているタイミング」という意味で、まさに息を引き取ろうとしている方の唇を水で湿らせることを指す。
またそのほかにも息を引き取った方に対して、行われる場合に使われることも多いようだ。
別の表現にも「死水をとる」という表現もある。「まっき」とは読まない。
なぜ臨終を迎えようとしている方や臨終を迎えた方に対し、末期の水を行うのかといえば、死後の世界に旅立とうとする方にのどの渇きを癒してもらうためだ。
仏教では死後の世界に旅立った方は飲食ができないと考えられているという伝えもあり、「旅立った後に死後の世界で極力苦しい思いをしないように」との願いを込めて遺族が行う。
一方で、臨終を迎えようとする方や臨終を迎えた方に対し水を飲んでもらうことで、再び元気になったり生き返ったりほしいと願う意味もあるそうだ。
ところで、今年最後のネタを以って、今年を締めたい。
悪さをする奴らは国の内外を問わず、シャンプーはボトルごと持ち帰り、冷蔵庫の中身は呑み逃げ、インバウンドを批判していた日本人さえ、GO・TOを利しての高級旅館やホテルの備品を盗み取る。これがニッパン人のモラルのこの低さだ。民度の低さに何と嘆かわしい、矜持やマナー、道徳はいつの間にか消え失せたようだ。これこそ末期!あと数時間で年が明ける。今年もお世話になりました。