Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

心逆手に商か?

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     よく考えてみて、例えば、この違いはイニシャルコストとランニングコストの違いだ。要は先に払うか後で払うか、どっちがお得かを天秤にかけているのだ?

 

      商売も、営業もそうだが売り切りで行くか、実は、白アリ駆除と同じ商売の方が儲かる。知り合いに聞いた話だが、家屋のメンテも土台のシロアリもそうだが、不安を煽って「いつやるの?」と聞かれ、やむなく申し出に応じてしまう。危機と衝動を煽って金にするのだ。

 

     中には、床下にシロアリをバラ撒いて駆除が必要だと強要する悪徳業者もいると聞いた。人の好さや善意に付け込む犯罪が最近は余りに多い。

 

     さて、話を戻してイニシャルコストとランニングコスト。ご存じだろうが「イニシャルコスト」とは、初めにかかる費用のこと。住宅ローンでいえば物件購入費用をはじめとして、ローン保証料や登記費用、火災保険といった諸経費、印紙税、登録免許税、消費税といった税金など諸々がそうだ。自家用車の購入もそうだが、一見安く見えてしまう。貸付係やセールス担当とってはここが信州一味噌名なのだ!

 

     一方、「ランニングコスト」とは、後から毎月かかる費用のこと。マンションの管理費や修繕積立金、駐車場代。それに維持・修繕費や光熱費なども家の作り方によっては、後からかかってくる維持費だが、管理組合の思惑で勝手に金額が変わったりもする。

 

多くの商売・営業はここに目を付けている。「イニシャルコストを安く抑えたい」と言う考えや意に反して、ランニング、メンテ費用で儲けようと企ている。営業手法もイニシャルコストを安くしておき、そのあと末永く後でがっぽりいただきナノダ。

 

 我が家はオール電化なのだが、初期投資時には電気代が安く見えた。むしろ見せられた。最近では「高気密高断熱の家」などに代表される「省エネルギー住宅」などは毎月の電気代・ガス代などの光熱費がとても少なくて済むとのフレコミもある。

 

    しかも太陽光発電などを上手く組み合わせればほとんどエネルギーコストがかからない家ができるとの謳い文句は、ウソや紛いもでもある。

 

通算、初期投資に何百万円もかけて、毎月の光熱費半額になったところで、回収期間を考えれば自ずと分かる筈。ここが営業・販売の長期的戦略なのだ。一度、一緒になった恋女房と同じで後から手間暇とカネがかかる。

 

    箱モノやインフラをこれ見ようがしにつくり作りまくって、後は野となれ山となれが、お国や自治体の実態。橋は崩落し道路は崩壊しても、俺の時代に作ったもんじゃない。あとのメンテ、修復と保守は現政権で・・・という無責任の奴ばかりがこの国と地域を手玉に取って来た。

 

     デフレ経済とは、今日よりも明日の方がお金の価値が上がるから、なるべく後から払った方がお得だという考え方だ。果たして本当にそうなのだろうか?出舟と入船をよく考えてこの先の人生を送った方が良さそうだ。