Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

おミズ

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    スナックや居酒屋などの飲食店の転廃業は、短い処で半年。平均で3年もすると看板も経営者も変わってしまう。コロナ禍の折、時短や休業要請がされているが、どこも青息吐息だ。

 

    尤も、元手がかからず儲かるという意味から水を売るような仕事であることから水商売と云われているから、商売そのものが不安定で贔屓筋や客の好みによって先行きが怪しくなる。

 

    バー、食堂や飲食業が水商売の代表格だが、世間の人気や嗜好に大きく依存した不確定な業種や職業。つまり、芸妓、ホステス、風俗嬢を始め芸能、芸人、プロ野球、プロレス、エステサロン、美容クリニック、美理容室、クリエーターや漫画家も広い意味では水商売と云ってもおかしくない。

 

    困るのは、今回の件もそうだが景気の良し悪しや天候、客の気まぐれなどによっても収益が大きく左右されるため必ずしも「おいしい商売」ではない。。

 

 ヘビの生殺しのような今回の措置。時短をしなくてもそもそも客足が遠のけば商売にならない。マスク会食やアクリル板が感染予防になるとはさらさら思わないが、バックヤードを見れば不衛生極まりない。

 

    そんことを横目に持ち帰りや品数の整理、人件費やコスト削減に努めている店も多いが、いっそのことこれを機に店を畳んでしまった方が賢明かも知れない。

 

 ただ、高校生や大学生の殆どはこうした飲食業でバイトをしているのが常だ。時短、閉店、廃業によってその煽りを喰うのはこうした学生らだ。親元からの仕送難、生活苦や就職難から今年度末には学生の三割以上が休学若しくは退学する予定だという。なんとも恐ろしい数字だ。

 

 芸妓、ホステス、風俗嬢以上に学生なる商売や学校経営も今や「水商売」と云ってもおかしくない時代となった。もはやこれまで既成概念も価値観も完全に崩壊した。此れから先のある若者たちにとっては生きづらい、多難な時代を迎えることになった。