ミシュランガイドブックの三ツ星指定。何ゆえこれほど郊外の山に人気があるかは分からない。
どちらか、ひねくれものの当方、裏高尾やJR五日市駅から裏道を通るのが冥利だと思うノダが、どうやらこのコースは人気薄だ。ただ、裸でトレイルランやマウンテインバイクで登山道を走り抜けるのは止めて欲しい。
それに、犬を連れてのトレッキングはお止め戴きたい。クマやイノシシに限らず「獣」は飼い犬と云えどもその臭いには敏感で襲いことさえある。
朝一番の京王電車に飛び乗り、高尾山口駅まで、そそと用を済ませ、駅南口から稲荷山コースへ入山。途中の東屋で一服。山頂を経て城山から、小仏峠の関所跡、堂々山経由で陣馬山から藤野、相模湖へと歩を進める。週末ともなると、こんなこんなコースを何回も繰り返した。
かえりは何時も夕方、陣渓園(いつも大木夫妻にはお世話になりました。深謝です。)で獲れたての旨い「獅子ナベ」と露天風呂、こんな至極の喜びを何十回、南百回と繰り返してきた。飽きもせず、下りにもせず。
このコースはとっておきの、当方のお得意コースだが、今や、山頂は密集。何故か、不思議と皆、百人が百人頂上で即席ラーメンを喰い漁る。その、臭いたるもの山なのか場末なのか分からないこともある。
なぜ、山頂で・・と、思うノダが!一時、法外な「モンシロチョウ」の群れを見た。まるでこの世の景色ではないような光景だった。
そんな思いを寄せつつ、来月中旬から紅葉が、高尾でも見ごろだという。あの頃、あの道が今となってヤケに懐かしい!!
自堕落の世界は続いているが、確実に季節は移い来月中旬には・・と紅葉がみごろかと思うと多少なりとも心が弾む。