去年、千葉県南部を襲った台風15号は、気象庁もマスコミもほとんど報道せず、結果的の館山や南房総市に甚大な被害をもたらした。例の森田知事が公用車で富里の自宅被害を確認したり、県の災害本部が立ち上がるなか、私用で都内へ出かけ床屋にまで行っていたたいたという体たらく。
それに台風19号来襲から一年たった長野千曲川の氾濫。
いまだ復旧は5割に満たず、農地に至っては2割に満たない。結果、各市町村の財政調整基金は枯渇。国に金をセビリアの理髪師。ゴートゥー・トラベル然り、国とて一泊14000円の補助が、掌返しの補助は3,500円に。国にも金がない。
さて、台風の予想進路。痛い目に会ってそれに懲りたのか、今度はやたらと気象庁が前面に出てきて、「いままでに経験したしたことのない」とか「命を守るために」とかやたらと住民の危機と不安を煽るようになった。
先日、10日に襲った台風14号は、急に進路を変えて日本の南をUターン、結局は南下した。あれだけ煽っておいて、一旦予想が外れると関係者は皆ダンマリ。どれほどどれほどいい加減なんだ。これじゃ、競輪、競艇のレース前の予想屋より始末が悪い。
科学的知見だの、気象学を駆使して、衛星画像(ひまわり)を観てなどと偉そうなことを云っているが、内容は易断師と同じだ。つまり「当たるも八卦、外れるのも八卦」なのだ。
「マーフィーの法則」からすれば、予めことがデカクなると大騒ぎする時は意外と事は大事にならない。でも、油断や気を緩めた時にこそ、事故や事件や大きな天災が甚大な被害をもたらす。平和ボケが蔓延している時こそ「危険が危ない」のだ。
過去を見ても「9.11、NY貿易センタービルに旅客機が突っ込む」とは誰が想像しただろうか!それに「阪神淡路大震災」や「3.11東日本大震災時の大津波」然り。