Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

どんだ~け、いいかげ~んに丸投げっ!

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      先達の大兄に畏敬の意を表して、エールの交換をもって、今日はこのネタで!

 

     本日のサブタイトルは「東証のSD(システムダウン)に寄せて」と・・・、今どき、フェイルオーバーが出来ないシステム設計や構成とは一体何んたるおそ松くん。これが、日本電気(ポン電)、富士通(不治痛)やNTTデータ(でんでん虫(バグ)が出~た出た)など国産IT企業の実情だ。

 

     親会社は受注だけでイニシアルコストとメンテナンス料金を毎年がっぽり。現場のお仕事は、子会社ばかりか一次孫請け、二次孫請けに落とす。下請け階層が下がれば下がるほどSEの能力資質は劣化し、どうやら、二日の修復もパッチワークの気がする。

 

     つまり、再びシステムがアベンドする可能性が極めて高い。もっと言えば、期跨りどころか週・月跨り、歳跨り、変則連休明けによからぬ事故が起きそうだ。

 

    さて、「Failoverと申しますのは、現用系コンピュータサーバ・システムやネットワークで異常事態が発生したとき、自動的に冗長な待機系コンピュータサーバ・システムやネットワークに切り換える機能をいう」 。これに対して、「何らかのシステム運用の異常を察知して、人間が手動(マニュアル)で切り替えを行うことをスイッチオーバー」といいますウ~。

 

    話を戻すが、世の中、同所のシステムダウン(SD)に大騒ぎだ。でも、動いて当たり前が動かなくったときは大変。現場は昼夜を分かたず、塗炭の苦しみを味わう。ユーザーやクライアントに対しても想像以上の膨大な責任を負う!多分、ベンダーも含め経営責任や損害賠償責任は免れまい。

 

    そこには経営トップがテクニカルなことを知らずして、子会社、孫請会社にまで丸投げするからこうなる。SEと開発当時のスタッフの殆どは、インド人か中国人だから、修復に時間もかかり、原因が中々判明しない。これが、わが国のIT技術の現実だ。

 

 この事案の元凶は、メーンフレーム基幹大型コンピュータ、設計・運用・提供は「不治痛」。しかも、売買停止したのは10月1日の終日。日本を代表する基幹システムがこのざまだ。冒頭申しあげたとおり、日本電気富士通にNTTデータなぞ、国内の三大悪徳業者だ。

 

    とりわけ、NTTなぞは、旧電々公社だから政府が出資の30%強も占める巨大企業。だから、中央政府の意向には従順に従う。日本郵政と同じ構図で民間活力や競争力強化なぞ夢のまた夢。

 

 その昔「固定(電話)は移動(携帯)に屈しない」と、グループ内での分裂も熾烈だった。今更ながら、ここにきて「ドコモ(移動)」を完全子会社化とは、・・・!

 

    香港やシンガポール市場を抜いて、アジアに冠たる証券取引所を目指すというが、どうやらわが国のIT技術水準は心もとない。

 

    ハンコの文化を止めてデジタル化やペーパーレス化を薦めたり、リモートやテレワークをワーケョンなどと掛け声だけは勇ましい。それに「デジタル庁」の創設とくりゃ、オイオイ本当に大丈夫かよ!不安がよぎる。

 

   老婆心ながら、どこそこやの「金融機関の共同センター」もお気を付けあそばせ!