イナゴを手で一匹づつ摘まんで捕獲するような手間暇はかけない。
ホンダのスパーカブの脇に、麻袋の口に針金を巻いて、畦道を走り抜く。当然、マフラーのピンを抜いて走るのだから、このうえない爆音にイナゴは一斉に驚く。そうしてイナゴを取っては佃煮にして、動物性たんぱく質を摂取した。
そのほかにも、「千頭干し」とういう慣習があった。
堰を止め、野畑を日干しにして病害虫を駆逐する田舎ならではの習慣だ。これって、除菌や害虫や外来種の駆逐を狙ったものかもしれないのだが、堰にはドジョウ、フナやコイや鰻までもが獲れて、婆さんが、ドジョウを翌日ぶったきりにして、鶏舎で獲った卵にからめて朝めしに出してくた。それに冬ともなると休田中の畑のツボ「たにし」を掘り起こしてはこれをみそ汁にしてよくいただいた。
これには、さすがに箸を伸ばせなかった。さてこのタイトルに違和感を覆える方も多いのだろうが、今や疫病が流行っているが、実はその昔、検便とかいわれて教室の最後尾に・・バケツがおかれ、新聞紙に包んんだマッチ箱を投げ入れたものだ。
小学校時代、検便をして便虫や回虫が発見されると、虫下しの薬を飲まされる。中にはサナダムシが、とぐろを巻いて出て来た学友や児童もいた。いま、こんな話を今の子供らにすれば「えっ!」とかいって、言葉を失くすだろうな?
さて、この当方も小学生時代よく虫下しを飲まされてが、当時はこの薬を飲むと、視野狭窄に陥り、世界が黄色一色に変わる。あれは今思えばこの薬の副作用だったのかもしれない。
幼少の頃は、そんな、よき懐かしき時代を過ごしたものだが、最近は、ゲイコクジンがやたらと多く、目に憑く。それに伴って最近世の中、やけに物騒になって来た。そのうえ犯罪の手口も極めて荒く容赦ない。
この続きは、また明日!