Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

ササクレ!

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    ささくれ?この言葉、微妙な響きがある。歌手の中島みゆきは、楽曲「糸」のなかで敢えて「さざくれ」と唄っている。この意味ご存じだろうか?本来は、些細なことでイライラしたり、人の言葉にもいちいち反応してしまうことだ。

 

     その「ささくれ立った」原因は、と言うと心に刺さった「棘」のようなもの。この「棘」をそのままにしていると、いつまでもザラつき感が消えずに、思い出すと心地が悪くなる。だからいつまで経っても、スッキリしない残尿感だけしかない。

 

    その原因を究明したことがありますかのう?ここがはっきりしないから、モヤモヤが解消されずに、なんとなくあるような、ないような。よくわからないと思う御方も多いのではないでしょうか。だから、このササクレは質が悪いんだよなっ!!

 

    もしかしたら「あれかも?」と思ったことより、昔のことであったり、些細なことであっても嫌な感じがしたことだったり、思い出したくもない出来事に起因していることもある。ふと、思いを巡らせて気づくことも多い。それでも見当がつかなければ、それには余り拘らず、やり過ごしてしまった方が心のケアとしては良いかもしれない。

 

    そんなこんなで、暫くすると突然、その原因や出来事が「もしかして、ああ~、あれか?確かにそうかも・・・しれないな」と腑に落ちる事もある。人間はもともと意地悪で奇妙で偏屈な動物だ。悔しい、悲しい、寂しい、焦って、怒っては、周囲にあたり散らし、そして最後は無力感に苛まれてジ遠藤、幸吉。

 

    そのうえ、防衛本能が強いから「ムラ社会がとても大好きなのだ。ムラを守るために住民は群れて、よそ者を極端に排除したがる。」これって、人間の本性だからどんな地域でも組織にでも大なり小なり存在するアル。だから、止めようにも止められないニダ。

 

    でも、これって日本人に限らず、世界各国共通の普通の感情、特別のモノでも何でもないのでご安心あ~れ。一番やってはいけないのがササクレだって「気を紛らわせる」ことや「気分を晴らす」といったことに突っ込むことだ。これって本来の解決策にもならず、結果的に嬉しくも楽しくもない感情とずっと同居することになる。

 

    気を紛らわせたところで、ヤケのヤンパチになったところで、モヤモヤした感動、感情 や感激は消えない。そしてそうした闇は心の奥底に薄らと「泥(チンダル現象)」のように溜まり続ける。これが積もり続けると感情、感動や感性そのものがマヒってくる心の病だ。

 

    これは徳兵衛の持論だが、感情も人生も振り子のようなもので、ネガティブな感情を味あえば味わうからこそ、その反動で振れた分だけ喜びや楽しさ、幸福感が十分に感じられるというものだ。いつまでも嬉しいことや楽しいことばかりは続かない。あっ!いつの間にか、当方のこんなところにも「ササクレ」があった。