Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

笑うに笑えない笑い話

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 「寄り添う」とか「こころを一つに」とか響きのいいフレーズがよく言われる。だが、その一方で感染者数や死亡者数をことさら採り上げる報道機関の姿勢には大いに「危うさ」を感じる。医療も教育も現場は塗炭の苦しみを今も味わっている。

 

 「グアンバッテ」など「ありがとう」や「タワーライトアップ」なぞ、東日本大震災のときにも一種のブームやキャンペーンとなった。「復興」を冠につければ沖縄でも国道が造れた。それも殆ど「役立たず」だった。同じく今次の「コロナ」の冠さえつければ何でも予算が通るような気がしてならない。

 

 今や国民は藁を掴み、お国は溺死したあとの故人に浮き輪を投げているようなものだ。時につまらぬドラマより国会中継の方が間抜けていてこれほど面白いものもない。本当にこの国の阿保さと、いい加減さが良く解る。例えば、リツミンの渡辺周議員の質疑。「なんでこの緊急事態に戦闘機F35の発注なのだ」と、政府を追い詰めた。ところが、「この発注は民主党政権時代に予算が承認されたもの」の答弁に「しゅんっ!」ダトヨ。

 

 さらに畳みかける周さん。「だったら、なぜにも追加発注するのだ!」怒りの矛先をさらに政府に向ける。それに対する政府答弁は「その追加発注も民主党政権がお決めになった事でございまして」と、議場は失笑の渦。巨大ブーメランに寡黙は「周」ばかりなり。

 

 それに学校の卒入学式を9月にとやら教育課程の見直しなど、センター試験に今さらグローバルスタンダードを持ち出すのも如何か?「これイマする問題かよ!」とも云いたくもなる。それに給付金申請も承認は手数ばかりでアベノマスクと同じで迅速性も実効もあがらない。これでは「アビガンを安倍癌(アベガン)」と云われても仕方あるまい。今も昔も役所の仕事や行政手続きは、すべて書面申請にハンコ。受給にはマイナンバーカードが便利となると役所や役場の窓口は大混雑。三密は避けてとは政府広報は、尤もらしい嘘っぱち。何たるこの皮肉な現象。

 

 極めつけは、「GO TO TRAVEL! GO TO EAT!に、GO TO EVENT!!」なるゴーツウ予算。「旅行に出掛けましょう」、「食事に行きましょう」に「イベントに出かけましょう」だとよ。自粛、自宅待機と世間はお大騒ぎで国民は堪え難を耐えているというのに、国会ではこれが緊急予算として承認。何たるこの違和感。一体この国は何処の世界の話なのか?

 

 おまけに笑うに笑えないお話を一つ。森ゆうこ議員の総理に対するチャンコロ感染者数の「感染状況が(緊急事態宣言の解除や延長を判断する)ひとつの要素だって、さっき言っていましたけど、いったいどれくらいなんですか? いったいどれくらいの国民が感染しているんですか?このコロナウイルスに。いま現在」、国会質疑に安倍総理「(質問通告書)ここに書いてないよ、書いてないよ・・」と加藤厚労相にお助けシカトスル―された。

 

 そして総理の第一声は森議員への文句だった。「いまの、その、現時点で、いまの感染者数というご質問はいただいてなくてで、ですね。いま、あの、これにあるのは『緊急事態宣言を解除、延長する基準、判断時期を明確にされたい』、というのが、私への答弁、質問でございまして、いましておられることについては、質問の通告はされていないということは、まず申し上げておきたいと思います」と議場がざわつくと、さも心外といった口調でこう続けた。「それはそうですよ。だって…こ、これに書いて、これに、これに、これに書いてないじゃないですか。その上で、ですね・・ 」

 

 これに森議員「全部書かないと答えられないの? それももう許されないよ、何を言ってるんですかあ~っ!」。 これが政府のチャンコロ緊急対策本部長(安倍総理)の答弁とは笑うに笑えない。