Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

逆張り

 

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    株式投資用語に「買うはまだなり、売りはもうなり」という戒めがある。つまり、株を買う時は、慌てて買い急ぐ必要はなく、売り時は、欲をかかず速やかには売り抜けることを指す。ことを起こすときは十分熟慮し周りをよく見て、売る時は、強欲にならず周囲が動き出す前に、儲けの多寡に拘らずにそっと手仕舞いすることをいう

 

 これに似た言葉で「逆張り(逆は順張り)」という格言もある。これは人のゆく道の裏にこそ(正)道があるということだ。皆が大騒ぎしているうちに背を向け、世の中が落ちつき冷静さを取り戻したときに。しっかり、じっくりと事を構える。先ほどの格言でいえば「買い時は売り時」、「売り時は買い時」ということにもなる。

 

 広島県やそこら辺りの在の知事らが、休業補償金の財源不足から、一斉に給付される国民一律10万円について県職員(公務員)は、これを返上して県に財政拠出しろとのコメント(指示)があった。これに各市町村長や議長議員連中はダンマリを決めこんでいる。


    そんななか、山梨県長崎幸太郎知事が向こう1か月間だけ150万円の報酬を1円と宣言したことから、一躍全国から「自己犠牲の一円知事」として話題を集めた。まあ、週一回だけ東京から山梨に執務にお出で掛けになる知事さんに地元は全くのシカト。記者会見は「モゴモゴ」で周囲も記者も呆れ顔。地元上がりでもない為、県民から支持がないのが実態だ。

 

    県外からの観光客の来県や飲食業に対する休業申請をしない無策ぶりが批判された。すると今度は、汚名返上とばかりに起死回生を狙った、これこそ「逆張り」。二番煎じや三番手ではこれほど注目を浴びない。だから、後追いでまたぞろ各地の知事が似たようなことを宣言するだろう。現実に知事や上司が給与返上、給付金返上の動きともなれば、部下や現場で懸命に仕事をしている職員は堪ったモノではない。

 

   閣僚、党首、国会議員らの美談、美辞に聞こえるフレーズほど稚拙で上滑りで実のないことが多く偽善(者)が多い。少なくとも2階が推したこの雇われ知事さん、小手先だけのパフォーマンンスやウケ狙いではなく、最低労働賃金額でいいから1か月と云わず事態が収束するまで減俸に堪えるくらいのことは言ったらどうか。

 

    地域も県民も県や市町村の内実をよく知っているので、「合点承知の助!」、今回のチャンコロ・ウィルス蔓延で、各都道府県首長らがこぞって、アナウンス、パーフォーマンスを繰り返すだろう。こんなことで長の出来(資質)の良さと悪さがハッキリするだろう。


    次の知事選や議会議員選挙に、住民の意識と良識が試されその結果が出る。

南方仁先生、たまには、あちきにもコメントおくれやし!!(花魁:野風)」