Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

何故、なぜシリーズ(6-2)

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  第六感とは、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚の五感を超えた不思議な感覚のこと。第六感が鋭い人ということは何も言っていないのに、人の気持ちを見抜いてしまう超人的な能力を持っていることをいうらしい。でも、この能力、男性より女性の方が敏感だ。

 

    昔も今も、その人に会ったことのない家内は当方の同僚、知り合い、上司や部下の愚痴や噂話を聴いただけで、アウト、セーフの人間性を嗅ぎ分ける。しかもその指摘たるもの人間的な弱点や性格の貧困さなども含め的確に指摘する。だから、想像以上に腐れ女房は怖いのだ。まあ、当方の、過去も今もこれからも丸っとお見通しなのかもしれない。

 

    時に、香水をつけたり身振りや手振りを交えて話すタイプ。冷蔵庫の残り物ですぐ食事を作れたり、話題の映画をよく観たり、ウワサ話の輪に加わるのは厭だと思う人は第六感が強いという特徴や傾向があるらしい。

 

    さて、今日のなぜなぜシリーズは?天皇誕生日一般参賀の際に、お姿の背後の布に『四つ割菱』の紋がありましたな。あれって天皇家の家紋とは違うんじゃなくて、武田家専用の家紋じゃああねえの!天皇家はもしかして『武田家』、『甲斐国』の観光親善大使ではないかと思うくらいだ。

 

    ところがこの武田菱、三菱グループにも使われている通り、どうやら菱模様は家紋ではなく昔から広く一般的に使われているデザインの一つようらしい。菱模様はそのデザインの美しさから、古くから広く折柄や調度品などに用いられていたらしく。それを倣って武田氏の祖がその菱模様を「家紋」として用いたようだ。つまり、菱模様は家紋ではなく、伝統的かつ普遍的な模様で、そのデザインの美しさから今なお使用されているとのこと。

 

 菱(ひし)という言葉の語源は、「緊(ひし)」つまり植物の実が鋭くとがっている状態。葉がひしげた(ひしゃげた)形ともいわれ、菱模様そのものは正倉院宝物などにもあって、古くからの意匠だともいう。その模様を清和源氏義光流れを汲む武田家は新羅三郎義光公以来の名門に由来して家紋にしたようだ。でも、武田家の出元は常陸や下総、上総の豪族のようだから甲斐の国とは縁遠い存在なのだ。

 

    ここからがさらに不思議だ。皇族家には「菊花紋」も、「日月紋」や「桐紋」などもあるというのに、公式行事のや公務の背景には、何故に『四つ割菱』をあえて使用したがるのだろうか、なぜなのか不思議でならない。このこと第六感の強い愚妻に改めて訊いてみたい。が、如何か?