Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

病は「気」から-Ⅰ

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    やる気、何気に、する気!それにその気、元気、気配に、気功と「気」を使った熟語はらに多い。周囲の雰囲気を表わす「気運」もなるほどそうなのだが、当方が「気になって・・」いるのが「運気」と「病気」だ。

 

    平均寿命が延びて長生きするお年寄りが多くなった。これがいいことなのか悪いことなのかについてのコメントは控えるが、若くして子宮がんや乳がんで亡くなる女性も多い。どうやら、独りひとりの生きていく道には節目なるものがあって、それが10代、20代や30代の人もいれば70代、80代や100歳以上の御寿命の方も大勢いる。

 

    何時、何処で引導を渡されるのかは誰も自分でも分からない。病魔や事故は、免疫力や運気が低下した時、突然にして自身を虫喰う。昔かは厄年とか言って男女別に前厄、本厄、後厄が決められていて前後3年は養生せよとのいい伝えがあった。でも、歳に拘わらずあの世に持っていかれる時は、その人の人生でもなければ人徳でもなく逝かされる。悲運は無情に無慈悲に襲ってくるのだ。

 

    長生きの秘訣が、食生活なのか医療技術の進展なのかはさっぱり分からない。でも、今やだれもが自然に穏やかに、無理することなくこの世を去ることも難しくなった。

 

   当方、前から良いことも悪いことも人生5分5分だと信じている。若い時の苦労は老後に報われ、悲運はやがて幸運となって訪れ幸運は突然にして悲運となって出現するものだ。だから最期の苦しみは、それまでの代償だと思っておいた方がいい。

 

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   「生」に執着するがゆえに、病魔に侵されつつも「長生き、生きることこそ」が美徳と思うお方も多いだろう。でも、果たして本当にそうなのか?年末近くなって、有名人の闘病生活や訃報がヤケに気になるのは当方だけだろうか。夫婦漫才の「宮川大助・花子」の闘病中の記者会見。それに昭和の時代を映し、何度もがん手術に耐えながら先ごろ逝った梅宮辰夫。

 

    いずれも、浪花節のような芝居がかった人生模様にも映る。闘病、末期の苦しさの露呈(公開)は、生前の華々しい人生が故の代償で、その酷さや惨さをも感じる。それは夫々がもつ人それぞれが背負った「(運)気」や「おしくみ」のせいなのかもしれない。

 

    現役時代勤務先の年下の彼は「言語明瞭、意味不明」で口先だけで役員となり、その後地方企業のトップまで昇りつめた。だが60代半ばで先ごろ愛妻に突然先立たれた。彼の立身出世を冷ややかに眺めていが、結局いずれどこかに「シワ」は寄るものだと痛感させられた。お天道さまは、そのことをよくご存じだったようだ。

 

    一方、似て非なるのが地元走友会の奥さまに先立たれた同年代で昵懇のIさん。二週間前に肺癌(S-Ⅳ)の摘出手術をしたが、病理検査結果が出る前に早くも抗がん剤治療のために再入院。治療前に胸水を5~6ℓも抜いた。先日その御大を見舞わった。本人曰く「病巣は取るだけ取ったが、寛解はあっても根治や完治はない」と、Dr.からハッキリ言われたという。年末までは入院するとの由。果たして独り身ながら明るい正月が迎えられるかどうかが心配だ。

 

  「一病は息災に非ず」、当方、家内にとっても、いずれ覚悟を決めなければならい「危・気・機」がやってくる。 「殿、北の政所さま!!お覚悟を・・・!」