Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

・(点)でダメな映画「楽園」

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「64(ロクヨン)」の佐藤浩市の主演につづき、今回も浩ちゃんの映画「楽園」を、朝イチから鑑賞してきた。栃木か群馬の幼女失踪に絡んだお話。ご存知かも知れないが、副題は「青田のY路」、下校途中に忽然と姿を消した小学生。未だかつて事件の真相は不明だ。そこにスポットをあてて映像が創られていた。「64」の時もそうだったが、どうもこうした舞台は片田舎の寂れたマチがロケに使われる。今回も飯山、長野、松本、それに知る人ぞ知るや甲府の裏春日通りまでもが出て来たことを思い出す。

 

    でもね、この映画前フリどころか、とてつもなくつまらなかった。時間とカネの無駄遣い。邦画は当たりはずれが多くこれだから困る。最近でよろしかったのは「七つの会議」ぐらいで、後は全滅に近い。だから余程ネットフリックスやネット掲示板の方が面白い。

 

 まあ、ご興味のある方にあらすじだけご紹介しておく。一つは外国人居住者への差別偏見に10年前の少女失踪後に再び同じような事件が発生。その外国人の子供である綾野剛演じるが犯人に仕立てあげられ、その後放火自殺。でも10年前の事件の真犯人も、彼だったことを連想させる後味の悪い内容。

 

    もう一つはいうなれば狭隘な村に東京から移り住んだ、佐藤浩市演じる主人公がムラで一番権威と実力を持つ「オサ」から村民からイジメ抜かれてムラ八分状態となって最後は頭がおかしくなって割腹自殺。それをじっと見つめる飼い犬。どちらも偏見や差別を事件に絡めて演出したようだが、短編二編をムリクリつなぎ合わせての映画だからさっぱり面白くない。最近、鑑賞した映画の中では駄作中の愚作ですタ。ご興味のあるかたは一見を。

 

     さて、さて、映画とは無関係ながら近しいお話として最後にネット掲示板のデマ情報の拡散について、一言苦言を・・・。人を疑うことには一定の責任が生じる。また当事者ではなく、信用するに足る確固たる証拠もないのにそれを不特定多数の人に拡散するのは一般人であってもアウトだ。場合によっては発信者が提訴される事態にまで発展する。

 

    近年の煽り運転にデマ情報の拡散、被災地での詐欺、空き巣、どうも犯罪自体が姑息で質が悪くなってきて、脱税もそうだがそれこそ一旦ネット上に何の根拠もなくデマ情報を流し「拡散願います」といいつつヤバイとデマ情報を削除してもネットからは消えない。

 

    それを謝罪したからお詫びで済むと思っても大間違いだ。そんなフェイクやデマを流す連中が余りにも多くなった。昔はネットもなかったから情報も域内だけの閉鎖性があって、公にはなりづらかった。どうやらこの先警察も司法も世の中も少し考えた方がいいようだ。