Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

夢想にココイチ番

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    昨夜の夢枕に小説「安曇野」で著名な作家、臼井吉見の甥っ子のかつての上司だったウスイさんが立った。北ア常念岳の麓に育ち放課後に頂上小屋まで日帰ピストンした逸話をお持ちの御仁だ。

 

    ウスイさんが66歳で亡くなったのは今から10年近くも前の春先のこと。それまでお見舞いがてらご自宅に何回かお邪魔した。知る方のみぞしる奥方様は甲府市のご出身。「信州旦那に甲州妻君」などと自慢げに話す一方、わが夫婦をみては「伊達な甲斐男に信濃の箱入り娘」を盛んに口にしていた。チャゲ・アスの「万里の河」が十八番で、何度もバス型カラオケに付き合いさせられ、いつもマイクを離さなかった。

 

   なお皮肉は続く。「わが方の信濃の無双に甲州美人には到底叶わない」などと、目を細めながら、憎めない顔で話していたことを、つい昨日のことのように思い出す。それも今となっては儚き戯言。

 

   入院、手術、治療、自宅療養、介護やお見舞いのかいもなく、宣告から一年余でウスイさんは前立腺癌であっという間に亡くなった。生前、「愚妻は何も分からないので、俺の葬儀は君が仕切ってくれ!」と神妙な口調で託された。当方、誠実にこの遺言らしきお言葉に従い、無事にご参列者に失礼がないようウスイさんをお見送りした。そのときお手伝いを頂いたS社のK課長をはじめ多くの方々には、今でも感謝している。

 

 夢では、乗り合い路線🚌に突然ウスイさんが乗車して来て空席を探す。なぜかその🚌には旧知のナカムラさんと、後部座席には同期社員のオカザキ君が座っていた。やっと席が空き夢の中でウスイさんとしばし昔話に花を咲かせた。突然にナカムラさんと一緒にみんなで美味いカレーライスを食べに行きたいと言い始めた。

 

 ウスイさんは生前から仕事はもとより、小説家の血をくんでいるせいか表現や言葉遣いには慎重でその上味にもうるさく、いい訳や誤魔化しが効かない厄介な上司だった。黙ったまま稟議を何回も面前で放られ叩き返されたのは、今となってはいい思い出だ。

 

 さて、夢に話をもどそう同乗のオカザキ君に店を聞いてもあやふやで、早速彼は停留所で🚌を下車して、ビルの上下階を行ったり来たりで、サッパリ店が見つからず要領を得ないのは夢の中でも同じだ。そこで当方、元勤務先ビルの隣にあった小さな老舗のカレー屋(昔、丸善ビルの屋上にあったハヤシライス屋?)があったことを思い出した。

 

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 当方、独りこの店に出向き、昔ながらのカレーをテイクアウトし、ウスイさんとナカムラさんに届けた。ナカムラさんは素直に「旨い」と喜んでくれた。でも、ウスイさんはなかなか「旨い」と言わず、ここでも首を縦に振らない。夢は此処で突然途切れた。この夢が何を意味しているのか、何を暗示しているのか、何故夕べ見たのかは、目が醒めてもサッパリ分からない。

 

 今日のブログは9109(くどく)て、冗長駄文となってしまったが、カレーとウスイさんと、なぜ乗り合いの路線🚌で再会したのかも分からない。「夢占い」を検索しようにも相変わらず自宅パソコンは復旧していない。でも、電源部が原因であることが判明したので今日にも復旧できそうだ。良い結果でも悪い結果でも先が見えるのは嬉しくも有難い。

 

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 最後に掲載した本日のお写真は親しい千葉の友人から、送られてきた地元マラソン大会パンフやスタッフキャップ。どうやら大会へのお誘いのようだ。彼のお気持ちは有り難いが、そこまでの体力も勇気も挑戦心もいまだに⛔。NGだ。

 

 今日はチャミズ大学病院での術後の再発、転移の精密検査。さて、どういう診断が下るのやら・・・。