Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

これって逃げ口上だろ!

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 「〇肉〇食」と書いて、少し齢を重ねた人や知見のある人ならば、「弱肉強食」と答えるのが普通だろう。が、多くの若者は「焼肉定食」と答えるという。それがウケ狙いなのか常識外れでも通用してしまうのが現実なのだ。とはいえ、こうした若者たちをバカにするまでもなく、オトナはそれ以上に巧妙に言葉や現実を使い分ける。叙勲した高級官僚は重大交通事故を起こしたのに未だに逮捕もされず、警察や司直までもがそれに配慮する。

 

     さて、今回の千葉の15号台風被害で、千葉県も現場の東電も関係先はことごとく「想定外」を口にした。そもそも想定外とは何か?それに市原市のゴルフ練習場の鉄塔倒壊では、天災だから補償はせず「自己責任」が口にされ、各戸の火災保険でと、加害者側は弁護士を立て天変地異や自然災害を理由に賠償責任は生じないと幾度となくアナウスする。

 

    この熟語、使い勝手がよくいまや至る所や場面で多用されている。この「自己責任」常套句は元々、小泉元首相が郵政民営化選挙のスローガンで使い始め、それに片山さつきが煽ったといわれている。この言葉を口にする人間ほど、酔わされて信用ならない。

 

    この熟語、集団思想や空気が読めない者を排除するために、「自己責任」という後づけの理由をつけては他を排斥するために多用されるのだ。ネットの匿名性が集団主義と結びつき、犯罪被害者や生活保護受給者などの弱者へのバッシングが加速することも、この「自己責任」という漠然とした考え方に背景にある。説明責任も果たさず、郵便局の保険や投資信託が違法に販売されたのも最終的には「自己責任」という便利言い逃れの熟語なのだ。

 

   それにもう一つ、責任を逃れるようとする「想定外」。事が大きくなってしてしまい、個人や組織で対応できなくなった時、法外な賠償や補償が生じ、場合によっては世間、社会や集団の批判を浴びるなどして、犯罪性までもが追求が予見されそうなケースが生じた時に決まり切って「想定外」が多用される。

 

    こう考えてみると、「自己責任」も「想定外」のどちらも本質は逃げ口上だ。これらの言葉を多用する人間ほど信用ならないばかりか、まともにお相手にしてはいけない。それに「他人は人」、「人はそれぞれ・・・」をいう口癖の奴らほど、自身に主張やご意見を持たない方々の議論回避のための定型句だ。こうした人間ほどいい加減な奴はいない。

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 掲載写真は千葉の知人から送られてきた庭先の森の一角の様子と倒れたドラえもん案山子、人生に例えるまでもなく、ある日、突然こんなことだってある「想定外」を聾して、今の自分自身の生きる道を是々として、突然の出来事に対しては「自己責任」とする逃げ口上。それに絶対的に断言しないバカモノほど無責任に「可能性」を口にしたがる。だったら何も言うな!そんな言葉自体と二の句としたがる輩ほど改めて諫めたい。

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