Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

テーマ散逸に帽子コレクション

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 言いたいことがいっぱいありすぎて、一つひとつの話題をテーマにすれば2週間程度は繋げるが、ブログを書き続けることが本意ではないので、今日はまとめてドバーッ!と。

 

 急激な成長戦略、新規事業分野への参入やブームにのっただけのオシゴト。どれをとってもかねてから当方が指摘の通り「『ハヤリ』を追っては組織も人も持たない」結果となった。場当たりの経営戦略や戦術で苦しむは従業員だけだ。「ナナコ」があるというのに、「7マネー」で電子マネー界に強引に参入したセブンイレブンも敢え無く、スタート直後に躓き撤退。かってのイトーヨーカ堂の鈴木会長もこの体たらくに言葉もないだろう。

 

 さて、昨日の午前4時前からの定例早朝散歩、妙な光景に遭遇した。自転車を曳く後方20メートルほど下がって、中学生風の女子がその後を黙々とその後を追う奇怪な光景があった。恐らく母娘だろう。時は夏休みに突入、人目を憚ってこんな薄暗いうちから歩いているのは「しつけ」、「相談」か、多分、父親や兄弟が居る家の中で話せない事情があるのだろと勝手に想像しながら、その親子の目の前を漫然と横切る当方もおかしいといえばオカシイ。

 

 さらにしばし歩くと、今度は立派な中年が投光しながら自転車でアチラコチラヘ蛇行、奇妙な行動、ご挨拶してもお返事が返ってこない。不思議に思ったが、よくよく辺りを見渡せば、雑芥やガレキの収集日。「早朝のエサ取り、漁り」に動いているらしく、ご挨拶もできない裏事情に妙に感心。

 

 そんな折、いつも聴いている「ラジオ深夜便」からキャスターとの会話が聞こえてくる。女性作家の「情夫」の小説をきっかけにご自分の過去を振り返っている。評論している女性は作家と同じく帽子コレクションに始まり靴やファッション至るまで心理を読み解いている。お化粧もそうだが帽子と云うのは「素」の自分を覆い隠そうとするアイテムだそうだ。劣等感やモノオジする人間ほど、こうした格好をして自分の存在を隠しながら、自身の存在を主張し、現在の世界を飛び越え、異次元の自分を楽しむという。なるほど、斯くいう当方もいつの間にか帽子の数だけは多くなっている。これも「自己嫌悪」の象徴かと、このお話にも妙にご納得。

 

 時に驚いたことに、突然、長男家族が、新築の戸建ての家をわが家の近くに買い求めたという。今春、博多から東京転勤なったのが、ほんの2、3か月前の話。埼玉の社宅に入居する前から、将来の生活基盤となる地をどこにするかを考えていたらしく、転勤を機に挙動に出た。

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 突然にして、息子夫婦からのこの報告に、当方夫婦も驚いたが、パンフはもとより設計図や契約書の写しまでを持参してきた。転勤直後から、よく顔を見せるなとは思っていたがそんなことが背景にあったとは、つゆ知らず、覚悟の上での購入だったのに違いない。

 

 そうなると、気になるのが物件の「メーカー」、「所在」、「価格」、「間取り」、「周辺環境」に「借入額・期間」に「新築祝い(御祝儀)」だ。でも、息子はそんなことはよそに人生の最大の一大決心に多少おセンチだ。男として、一家の主(アルジ)として、パパとして、息子の気持ちはよく解る。それはそれとして、引っ越しが終わったら、酒でも酌み交わしながらじっくり話すことにでもしよう。「でかい買い物」に夢を果たした達成感の裏側に寂寞感、不安感が漂うのも当然だろう。

 

 そうした息子の姿に、これではイカンと当方も心機一転。思い切って発売以来数十年こだわり続けた「ガラケー(ムーバ・フォーマ)」にサヨナラしてスマホに乗り換えた。でも、さっぱり操作や扱いが分からない。

 

    契約更改時に担当者からの「スマホ端末代金の延べ払いを何年支払いにしますう?」とのご質問に「当方に『明日はないかもしれないので』一括支払いで・・」と答える。  マニュアルを片手に長い、ナガ~イ人生の夏休み、久しぶりにお仕事、オシゴトがやって来た。