Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

ココロスベシ!

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 先日、漫才の中川家で有名な枚方市京阪電車系遊園地「ひらかたパーク(京阪レジャーサービス)」で、着ぐるみショーの練習をしていたアルバイトの28歳男性が熱中症で死亡した。警察によると、彼は7月28日の午後5時頃から屋内の練習場で、ジャージー姿で着ぐるみショーの特訓をしていたようだ。京阪にはファンも多いが、兎に角、スマホ操作のナガラ列車運行、高校野球博打など、不祥事や事故が多く企業イメージが格段に悪い。

 

    男性は稽古中に突然呼吸困難となり、その後、搬送先の病院で死亡が確認された。この時季でこの陽気で、キグルミ着て、ダンスの訓練中とはいえ流石にこれは無謀だ。こうした遊園地やテーマパークでは、ウルトラマン仮面ライダーなどのヒーローも含めてキグルミキャラが多い。それを演技するのは歳の差こそあれ、中に入っている人間にとっては、想像以上に過酷な労働で劣悪な労働環境。その上、パワハラは横行、支払賃金も低い。

 

   つまり、夢や楽しみを売るアミューメントパークは、ディズニーの踊り子然り、ミッキーもドナルドも命がけの仕事だ。少なくともキグルミの中は「夢の国」どころか「魔の国」だ。だから使用者側との労働争議も多い。でも、こんなことで、かくも短い人生になるとはだれも思わず、亡くなった彼自身も周囲も、さぞ「残念、無念」だっただろう。

 

    これも客あしらいの一つのイベントやサービスだが、あまりにこうしたことが度を越すと、ついつい来園客はそうしたサービスはあって当然だと勘違いする。そうしたヒーローやマスコット達が来園者数を増やす人寄せパンンダになっているのも事実だ。

 

    過剰すぎるこうしたサービス精神は、時としてこのような悲劇や事故を生む。そのシワは、お客に寄らず、小泉政権下で郵便事業の赤字補填を狙った公営から民営化の郵政民営化でも同じようなことが起きた。民営化の旗印「かんぽ生命」末端局員ヨロシク、着ぐるみを着たのと同じ底辺の従業員、上層部に対して大きな責任が問われることとなった。

 

    いまでこそ金の授受で優勝劣敗を決めるような「お客さまは神様です」といった風潮は薄らいできた。ただ、依然として現実は消費者優位のままだ。「お客様は神様だ!」と云わんばかりに、輸入優遇措置解除は「報復」だと、阿鼻叫喚、絶叫している隣国のような消費者がいるのも事実だ。延々と続くお客サマからの「クレーム」と「言い訳」に対して、「ああいえば(韓国)!」とフレーズも巷間に定着し始めた。その上、口を開けば「謝罪」と「賠償」ばかりを言い続ければ、「嘘」も「事実」に聞こえる。

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 さらにブントラ大統領の昨日午後の臨時閣僚会議で、日本政府が「ホワイト国」のリストから 韓国を外す政令改正を決めたことについて、ひとまず「とても無謀な決定であり、深い遺憾を表明する」と語った。 でも、犬HKもTVアカヒも放送はカットしたが、大統領が批判表明の最後に「加害者である日本が、盗っ人猛々しく、むしろ大きな声で騒ぐ状況は絶対に座視しない」と強い言葉で非難したことについては一切報道しなかった。一国の最高権力者が相手国に対して「盗っ人猛々しい」の発言こそ、わが国に対する何たる恥辱。

 

 そんなことを受けてなのか、早くも外国為替相場でウォン安が進行。1ドル1200ウォン台にまで突入してしまった。つまり中央銀行の介入も防戦できず、国際信用力を失って三度目の通貨危機に陥る可能性がもてきた。こうなると邦銀のLC(輸出信用状)の発行停止はおろか、送金停止に始まり、IMF国際通貨基金)も早晩動き出すだろう。

 

  さて、興奮しすぎて話が大分横道にそれてしまったので元に戻そう。この季節になって。来園客の横柄な態度や「客あしらい」のために過酷な条件下で懸命に働いてきたニッポン人、汗だくに熱中症にと命の危険さえある着ぐるみ姿。やっと着ぐるみを脱いで「お客様は神様ではない!」と声高に叫び始めた。猫も杓子もご当地キャラを利しての観光客誘致、そのようなことでは真の地域活性化なぞ生まれない。当初からウンザリだったが、もういい加減、まがい物での地域復興や外交は諦め、実のある行動展開をしたらどうか?

 

    どこそこの障害を抱えた中学生が食べ物を噛んで刻むことができず、食べ物を喉に詰まらせ死亡した。目的や安全確保が揺らぐと、「自らの命を守ること」が「自ら命を落とすこと」にも繋がりかねない。みなども、着ぐるみの中にいる若者も、そこでココロを病んでいる若人や中高年らも「いいか!!ココロシテかかれよ!」、「さも、なくば、自滅だ!」。