Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

「糸ようじ」?

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 以前、当方の周囲で妙なことがおきることをご紹介したが、昨晩も夜中に台所からお盆にのった湯飲み茶碗が「ことっ!」と音を立てた。それで一気に目が醒めてしまった。夢想の映像は無彩色なのに、音だけはやけにリアルで彩があった。早速、キッチンに行ったが案の定、食器や器具は綺麗に片付けられていて、そんな音がする気配は何処にも見られなかった。眠りの浅さなのか、寝すぎなのか、深層(不安)心理の反映なのか妙に珍事が続きすぎる。

 

 さて、気を取り直して今日のテーマは「糸」の用事? 中島みゆきの「糸」という楽曲も素晴らしいが、ここには用事がなくては洒落にもならない。今日のお話「糸楊枝」の始まり、ハジマリ。口腔ケアの大切さは入院中から指導されていたので十分に理解している。

 

 口の中は何時も雑菌や細菌が繁殖していて、唾液の中にも無数のバイ菌がいる。お年寄り中には、その唾液を睡眠中に飲み込み誤嚥性肺炎を併発して命を落とす方も多い。起き抜けの歯磨きより、食後や就寝前のオーラル・ケアが大切だとも云われている。

 

 どうしても歯磨きだけでは、歯の隙間に詰まった食べ物のカスや歯垢は取れにくい。その昔は「シー、シー」と下品な音を立てて食後に爪楊枝でお掃除をしたものだ。それが今や歯磨きメーカーを中心に使い勝手のよい「糸ようじ(歯間ブラシ)」の方が普及している。

 

 気になりだすと、どこでもホジ、ホジしたくなるから困ったものだ。先日も駅のターミナルで気になりだし、コンコースにあるドラッグ・ストアに駆け込んだ。当方愛用の「サンスター社製の歯間ブラシ『GUM』あります?」と聞くと、老練な女性店員がお出ましになり、「残念ですが、ウチの店にはゴザイマセン。でも、この小林製薬社製の糸ようじがお客さんには大評判なんですよ・・。」

 

    当方、「なければ、じゃあいいです、要りません。」の返答に、この彼女は執拗に食い下がる。「この小林製薬の商品、糸ようじでは一番歴史が古く、結構、売れているです」ときた。歴史が古ければよい商品で、風評だけで商品をお客が決めているのには流石に驚いた。

 

    老練な女性店員の一言に乗せられて、どうやらみなさんこれを買わされている様子だ。言葉巧みな言い回しに、熟達した女性のアタリの良さとしつこさ・・。思わず今回問題となっている「かんぽ生命」の保険商品の不適切販売が頭をよぎった。

 

    頭ではそう理解しつつも、その時の糸ようじの必要性と売価の低さから思わず小林製薬の歯間ブラシを買い求めてしまった。金融商品に限らず、銀行が、郵便局が売っているサービスや商品だからといって慌てて買い求めるのは間違いのもと。販売員の言い回しもそうだが、看板やブランドで商売している企業ほど呉々も気を付けた方がいい。