Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

ヤバっ!倒れマスタ?

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 お見舞いに頂戴した「ラン」のお花。室内で丁寧に育てた結果、ついこの間まで花弁は落ちず、随分と長く持ってくれた。でも、ハラ、ハラと花びらが落ちだすと、一日に一輪二輪と、まるで寒椿の花のように落花する。ついに、最期だけは外にと、ベランダに出したが落花は止まらず、いよいよ残りは数輪となってしまった。

 

 ランは白くても縁起、お見舞いや慶事にはうってつけだが、白菊とか白百合を贈られてもあまり気分は良くないものだ。尤も、最近は入院お見舞で、お花の持参は「感染症」の虞があることから、病室はもとより病院への持込も禁止されている。でも御見舞金はいくら戴いてもオッケイだ!!

 

 再び体重が50㎏を切る寸前だ。食欲があっても食事が喉を通らず、大腿部の血管も浮き始めハッキリと痩せたのが判る。一日1食でも摂れればいい方で、このペースだと確実にこの一週間で40㎏台後半まで落ちる。まあ、どこの世界も同じだが、ある日突然にして首を切られ、切腹しなければならないこともあるのだから、これも天命、仕方あるまい。

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 いつものように早朝のラジオを聴いていたら、昆虫考古学者が言っていた。「縄文人は、稲作が伝わる前には栗を主食に、大豆、木の実などを食し現代人以上にヘルシーな生活を送っていた」という。それが判ったのは土器などから栗の皮と一緒に「コクゾウ虫」の死骸が見つかり栗を主食していたことが判明したそうだ。しかも、このコクゾウ虫の体形が西日本に比べて東日本の方が1.2~1.5倍もあって、東日本に栗が豊富だったことも判るそうだ。

 

 そのうえ、貝塚や古墳から埋葬された人骨と一緒にハエの蛹も発見されるという。人が亡くなる何処からともなく死臭を嗅ぎ分け、10日ほどで、まず黒ハエが遺体に卵を産みに来るそうで、その後次々に違う種類のハエが卵を産みにやって来る。そして遺体に産み付けられたウジやサナギの種類と羽化するまでの期間推定で故人の埋葬時期も判るという。

 

 この話を聴きながら小野小町の「九相図」を思い出した。どんな美人でも死後直後から腐敗が始まり、やがて烏や野鳥に啄まれ、最後は骨だけとなり土に帰る。 

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 人間が食べることが出来なくなり、排せつも思うようにならず、自分の脚で歩けなくなって寝たきりになった時、体力や気力は次第に萎え、死を待つことになる。でも、今の当方、そんなに簡単には逝けないのだ。なぜなら、愛好物だったこの「ラーメン」をもう一度頂くまでは、死んでも死にきれない。

 

 散歩から戻り、ふと、気が付くと「ラン」の近くに珍しく山鳩が降り立ち「オー、フォー、フォー!」と、部屋にいる当方をじっと眺めながら鳴いてくれた。