当方もブログをやっているので、その本当の怖さは十分に承知している。いつだったか公開画像を掲載添付したら作成者、撮影者と思しき方から「他人の製作・撮影している著作権の侵害がここでも横行しているのか！( ｀―´)ノ」とのキツイお叱りを受けたことがある。
だから資料の出所や記事・インタビュー引用部分は対外的にも閲覧者を意識してハッキリとしていた方が、後々トラブルにもなりにくい。また、個人情報や自分の撮影した写真であっても取り扱いは慎重にも慎重を期しておいた方がいい。
例えば、撮影した風景写真から、季節はもとより、撮影場所や日時が特定できるうえ、何気に撮った雲、虹や天気で、ＧＰＳ機能を使わなくても撮影場所が近所のお宅から撮った写真であったことも、マンションの階上や階下の方が撮った写真だったことさえある。
ここで、おもろい実話をご披露するが、先日の当方のランニングレースの写真を掲載したところ、ある方から「徳兵衛さんの乳輪、結構黒いんですね！」とのコメントをいただいた。どうやらメッシュのランニングウエアをズームアップして究極の当方の肉体的構造欠陥までを読み取られてしまった。
室内で撮った写真だからと云っても安心はできない。１枚の写真から撮影場所がご自宅の１階か２階かの部屋かも分かるうえ、部屋向きや広さ、内装や家具からどこへ出かけて買い求めたのか、それに趣味や嗜好まで読み取られてしまう。さらに、腕だけしか写っていないと思いきや、写り込んだ腕時計が高級品であればリッチな生活者であることもスグにばれる。さらに壁に吊るしてあるカレンダーを拡大すれば旅行先、期間、スケジュールや給料日までもが分かってしまう。だから、家や手許に現金があるのかもがマルっとお見通しになってしまう。
では、外で写真を撮れば問題なしと思いきやこれが大間違い。住居表示をマスキングしたところで、電柱番号やマンホールの図柄や番号で外出先や居住場所までもが容易に特定できる。この写真に余計なことを書き加えると、ご本人の出身地、学歴、生年月日はおろか生活様式、家族構成や夫婦仲、交友関係に食べ物や自家用車の車検日に至るまで何でもかんでもが世間に曝されることになる。
それにもっと怖いことは「所得」や「隠し財産」までも把握されて、徴税権を持つマルサ、税務当局も興味を持って閲覧していることだ。さらに恐ろしいのが警察当局。敢えて事情聴取やガサ入れをしなくても、個人を特定、日常生活までもが簡単に捕捉できることから容疑を裏付け被疑者として身柄を確保することもたやすく、突然、家にポリやデカが押し込んでくることもアリエールは洗剤ね。
ＳＮＳなどを通じての自己承認欲求もいい加減にしないと、自らの首を絞めかねない。監視カメラの増設にプライバシーの侵害だと大声を張り上げているソコの貴方、聞いても見てもいないのに勝手に自ら「自供」、「自白」や「プライバシー公開」をしていません？
