Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

見極め

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 東大卒の起業家と自称する「塚本廉」なる経歴詐称男のセミナーにいともたやすく引っかかった契約会社、若手社員、リクルーターや学生諸氏。

 

    この男、中卒のニートだったと告白したがこれとて怪しいもんだ。高齢者が詐欺に掛かることを世間は笑うが、こうなると一般人とて弱点だらけだ。つまり、学歴、経歴や出身母体を偏重する日本社会の盲点を突くのは、中卒であったにせよ、詐欺師以上に能力があるのかもしれない。

 

    裏取、検証、事実確認をしないままに上っ面だけを見て判断すると、とんでもないことになる。例えは良くないが、当時、警察官舎に住んでいた警官の娘(当方の同級生)が違法ではないにせよ、ラブホを経営していることなど同級生の誰もが知らない。つまり、警察官の子供だからと云って誰もが清く、正しく、美しくはないのである。

 

    そういえば、白血病を告白した岡村孝子「あみん」)の父もモーテル経営に失敗して15億円もの借金を残し亡くなり、それを岡村が独りで返済していたなあ。でも、その岡村とて恋愛心理を上手に歌い上げたが、近鉄石井選手との結婚生活も僅か6年足らずで破綻している。事実や経験したことがない者ほど、虚像や虚空を歌い上げる力があって、逆にリアリテイがあるのかもしれない。

 

    大学進学率が今や90%を超えなんとする時代、今から40年以上も昔、進学率は6割にも満たなかった。高校を卒業の18歳までには誰もが就職を有利に運ぶために、こぞって自動車の運転免許取得に走った。それが、今やブルーカラーの減少や若者の車離れも進んで一気に免許取得時の平均年齢は20代後半にまで上がった。

 

   少子高齢化が高齢者ドライバーの事故を増やしているなどと、ムリくり、頓珍漢なコメントをして、これに関連付けようとする解説者も多い。大学進学率や若者の就職希望職種だけを取ってみても分かるように、少子高齢化が事故を加速しているのではなく必然的に免許取得年齢が引きあがっただけの事であって、少子高齢化と高齢者のドライバー事故には全く関連性はない。

 

    こんなことは、チョット頭を働かせれば、阿保で間抜けなこの徳兵衛でも分る。事実を見抜く力、だまされない力、裏を読み解く力、過去も今もこれからももっと必要になってくる。

 

    脳の神経細胞は20代を過ぎてから1日に10万個が死滅し、90歳になると半減するといいます。さて、人間の脳の神経細胞はいくつあるのでしょうか(昨年度の老人大学入試問題より)?