Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

愚痴はじめ

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 さて、今日は自宅療養中のわが身の日課を公開したい。まず、就寝と起床だ。起床時刻は午前3時過ぎと一見早そうにも見えるが、就寝時刻も午後9時過ぎと睡眠時間は悠に9時間を確保している。早朝の洗顔、検温、血圧や血糖測定は毎度のこと。新聞とTV見ながらPCをチェックするのは習慣化しているので、さほど苦にはならない。

 

 ところが毎日2回の経腸管による栄養補給が1回に4時間もかかるので、一回目を午前9時までにこれを終えるにはどうしても午前5時前後には補給を開始しなといけない。しかもこれを毎日2回、都合8時間はどうしても行動と自由が制約されてしまう。

 

 その間隙を縫って服薬、インスリン注射、時間をかけての経口摂食やシャワーなどとなると自由の利く時間は1日5時間程度にしかならない。会社勤めのころは1日のサイクルはもとより週、月単位で自由となる時間は存分に作れたが、今は本当に勝手が悪い。退院後後の専ら仕事といえば月に1~2度の通院、自宅界隈の散歩と近くのスーパーへ買い物に行くくらいが唯一の日課で、これらが少ない楽しみにもなっている。

 

 主治医からは、運動を進められ「マラソンでも登山でも何でもやれ!!とにかく体を動かせ!!」との有難いご指導があるのだが、点滴用チューブが邪魔なうえ、摂食に時間がかかりすぎて医者が云うように気ままには動けない。

 

 現役のころは「男は仕事だ!」「仕事はロマンだ!」などと粋がって家庭生活もソコソコに仕事に逃げていた気もするが、会社を辞めて「さあ~!これから・・」と悠々自適な生活設計を立てている折りに今回の大病に見舞われるとは皮肉な話だ。

 

 当方に残された時間はどのくらいあるかは分からないが、こんな生活はストレスも溜まり、却って精神衛生上もよくない。贅沢だと叱られるかもしれないが、この先、次から次へと病気が見つかって、再発、治療、副咽頭間隙腫瘍の増悪、手術の連続では何のための、誰のための余生か分からくなる。正直云って、こんな時間を過すために毎日を過ごしているかと思うと、やり場のない怒りに腹も立つ。

 

    入院中は早く退院したいと我儘をいい、自宅に戻って治療に拘束されると手術前のいつもの生活を返してくれと駄々を捏ね、今や周囲の「見るもの」「聴くもの」全てに苛立つ。

    免疫力低下から自分自身の正常細胞が自ら作り上げた「がん細胞」に蝕まれ、挙句に親から貰った大切な躰の一部を手術で容赦なくもぎ取られた。

 

    一体、これ以上何を失えばいいというのか。今日は昼から病理検査の結果が言い渡される大事な再診日、そう思いながら、仏壇の位牌にそっと掌を合せ、今年初の恨み節を唸る。