Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

知らぬば、損すら分からない

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    納税は国民の義務である。でも、納め過ぎた税金は返納して貰うことは納税者としての権利である。だが、その権利を行使しなければ権利を放棄したものと看做される。サラリーマンの場合、源泉徴収所得税は給料天引きで有無も言わさず徴税されるので逃げようがない。反面、税還付を受けようとすると手続きが煩瑣で、そのうえ手数もかかるから、勢い「まあ!もういいか!」といって、取られなくてもいい税金をそのままにしてしまうことも多い。

 

    年金の掛金も納税もそうだが、税務当局の取り立ては厳しく受給や還付は裁定請求や申告がなければ掛け損、取られ損ということになる。年寄りや手続きを知らない者はお国やお役所にいいように操られてしまう。マゴマゴすれば年金は貰えず、払わなくてもいい税金を納める羽目になる。

 

    当方、昨年1年間、実際に支払った医療費は片手以上の額に上る。しかも健康保険の限度額申請をしなければ何百万円もの医療費を支払うことになっていた。さて、10万円以上の医療費は確定申告によって税還付が受けられる。しかも1月15日以前でも税務署が受け付けてくれるので、手続きを早くすれば2月15日には医療費相当額が税額控除されその分の税金が還付される。還付金は大した額ではないが、ミソは医療費相当額が前年の所得から控除され翌年の市町村民税額の対象所得が減額となり、還付金以上の恩恵が受けられるということだ。

 

    納税に限らず、どこの国でも社会構造として、この世は、知らぬ者、知恵のない素人、高齢者や社会的弱者には優しくないので、富める者はさらに富み貧しきものは一段と貧困に陥る。ここに貧富ビジネス等が横行する背景があり貧富の格差が拡大する要因がある。

 

 納め過ぎた税金は申告すれば過去5年に遡って還付されるが、一時に熱を上げた彼氏、彼女や連れ合いと突然上手くいかなくなるのはよくある話。捨て台詞で、それまで相手に「注いだ愛情や一緒に過ごした時間を返してくれ!」と云った(還付請求した)ところで、費やしたお金や時間は戻らないばかりか、相手に対する愛情は二度と咲かない。

 

   これこそが本当の「年貢の納め時」。お付き合いする前にパートナーをよく知らぬば、損すら分からない。