Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

謝恩・壮行会

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  先日、当方の無事の帰還と在職中の感謝をこめて、現在、社に在籍中の老若男女約20名の現役、役員と社員が都心で当方のために「謝恩会」と併せて「壮行会」を開催してくれた。想い出話に花を咲き、結局、帰宅したのは日付が変わってからだった。病気のことなどすっかり忘れた一夜だった。

 

 退院してもいつ呑めるかも判らないので、今生の別れとばかりに存分に呑んだ。記憶がなくなるくらい大いに呑んだ。この職場では途中でこの会社を去った者、派遣社員にパート社員、何人もの社員がこの職場で汗をかき涙した。そして当方とともに苦労した。

 

 当方、人望はなく上司らしい上司ではなく、変わり種と評されていたので頂点には登り詰められなかった。だからという訳ではないが、こういう社員や部下と一緒に仕事ができたのが嬉しかったし、何より、当方の身を案じてこうした励ましの会を催してくれたのはありがたかった。

 

 叱り、慰め、激励しても、サンダルを脱ぎ捨て仕事中突然職場から屋上に逃げ出した女性社員もいた。また、大阪からの単身赴任で上京したベテラン男子社員が突如として出勤しなくなったこともあった。そんなこともあって、彼らの身を案じて同僚に指示して、夜な夜な自宅や社宅に様子を見に行かせた。「室内灯はついているか?」「新聞はポストに溜まっていないか?」と最悪の事態まで想定し困惑したことが、つい昨日のようだ。

 

 一時は、業務推進部所管の業務までを引受され、部は、一時30人以上の大所帯になったこともあった。帰宅するのが面倒で、会社に泊まったり、駅前のサウナの常連になったり、単身赴任者の社宅に入りびたりになった日もあった。どれもこれも今となっては懐かしい思い出ばかりだ。

 

 当方の信条として、昇格やボーナス支給率に影響する見た目の人事考課などは全く無視し実績や業績は二の次とした。だから、周囲からは、部下に対しておお甘でいい加減な上司と揶揄されたりもした。

     そんな噂も気にせず、人事制度の「目標課題設定制度」なる江戸時代の年貢制度のような制度導入にも最後まで反対した。

 

 でも、一つだけ大切にしたことがあった。それは「期限」と「納期」だ。粗悪品を期限までに仕上げるのではなく、一定水準以上の品質を確保して納めることを一義とした。だから、納期に間に合わないとなると、部下とともに昼夜を分かたず休日も出勤し仕事をし続けた。手一杯となると経営サイドに強烈に増員要請もした。反面、平場で部下の手が空けば昼休みなぞ関係なく、自席で寝るのもよしとし、時間中の食事、間食や遅刻に早退も許した。そうしたみんなのお蔭で、今や部の業務は、どうにか順調に廻っていると聞いた。 

 

 そうした新旧の仲間が集まり、当方のためにこんなに暖かい場を設けてくれたことは感謝に堪えない。みなさん、お花、記念品に感謝状までいただき本当にありがとうございました。

 

(今日のおまけ)

  そして、今週に入って、女性社員から一通の電子メールが手許に届いた。 「徳兵衛さんならきっと大丈夫です。らしくない弱音なんて吐かないで。手術頑張ってください。またお会いできる日を楽しみにしています。」 △△部✕✕課 〇〇 〇子、と。