Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

命は金で買えるのか?

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 いよいよ再検査と術前検査が午後から始まる。この続きは本日午前中までにアップしますよお。S社長さん毎日ご覧いただいているようで、昨夜はメールありがとうございまスた。

 

   さて、今朝方、お約束いたしましたブログを続けまひょう。


 一昨日、今年のノーベル医学生理学賞に京都大高等研究院特別教授の本庶佑ら2人が選ばれた。免疫チェックポイント分子「PD-1」を発見したことが評価されたとのことで、この基礎研究が、がん治療薬「オプジーボ」(小野薬品製)の開発につながったことが受賞の大きな理由だ。

 

    このことは、すでに国内のテレビ、新聞等のメデイアで報道されたとおり。それにしても、アジアにおけるわが国のノーベル賞受賞者はこれで27人目。アメリカ338人、イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデンに続き世界6位の受賞者数で、圧倒的に中台韓を凌駕している。

 

   その一方で、韓国人のキム・ヨンソプ氏(?)がノーベル生理学医学賞を受賞(?)としてネットで話題にもなっていた、その中で「韓国ノーベル財団」(?)なる団体の名前も挙がった。この団体は本モノのノーベル賞とは全く無関係で、活動の中には反日活動や北朝鮮慰安婦少女像を建設する運動までが含まれているようだ。韓国ではノーベル賞を受賞出来ないことが相当なコンプレックスらしく、ここまで来ると、もう開いた口が塞がらない。


   でも、日本国内の受賞者もよく見てみると、なぜか西高東低で受賞者の多くは大陸に近い西日本勢で占められている。唯一、東日本で燦然と輝く栄に浴したのは2015年に受賞したわが郷土の誇り、山梨県出身の大村智先生(韮崎市出身)ぐらいだろう。

 

 本日のテーマに話を戻すが、がん治療には外科的処置、抗がん剤治療、放射線治療に今回の自己免疫療法がある。自己免疫力増強に着目したのは20世紀半ばからの基礎研究(丸山ワクチン等)だったが、未だこの薬剤は商業ベースに乗らず、保険適用されて一般患者でも入手出来るレベルに普及し始めたのもつい最近だ。しかも、薬価は1年間で95百万円と訊くから驚きだ。

 

 本庶教授は記者会見で「ノーベル賞を受賞したことより、患者(96歳の治験者)に感謝されたことが何より嬉しい」としたが、年間95百万円もの大金を払える患者はどんな富豪なのか?それに言い方は悪いが96歳もの高齢者が治療によって存命するのと、若い世代が難病やがんに倒れていく姿を見ていると、皮肉な現実に対してもろ手を挙げては喜べない。

 

 尤も当方には、この「オプジーボ」を使えるだけの経済的、時間的余裕もなく標準的治療を選択したが、カネさえあれば多少は生き延びられると思うと残念だ。人の命が金で買えるのならそれはそれで結構だが、そうした人とて寿命は必ずや来る。そして、他の治療法を選択したとて、社会復帰や日常生活に戻れる保障もなく、場合によっては術中死さえ覚悟しておかなければならない。どんな金持ちであれ、「お命」はカネで買えたとしても「ご寿命」はカネでは買えない。いよいよ今日から当方の術前検査が始まる

 

(今日のおまけ)
 フジテレビの朝番組「めざましテレビ」の三宅キャスターの態度と喋りがどうも苦手だ。スポーツキャスター時代に何度も失態を繰り返したが、今でもこの起用には納得がいかない。

 
    朝番組で唯一楽しみにしている「紙うさぎロぺ」(毎朝6時52分ごろ)の直前にやるスイーツの試食、キャスター揃って「ワーワー、キャーキャー」のオコチャマたちのジャレごと。

 

   朝食前の茶の間や朝食抜きで出勤や登校する家族、それに朝食配膳に一口も口にできない病室の患者には、この光景がどう映っているのだろうか?あまりに配慮に欠ける番組づくりだ。