Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

名は体を表す

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   河川の氾濫は、これまでも何度も見てきた。また、氾濫を前に当時、平屋の実家から対岸の2階建ての親戚の家に避難することもあった。特に河川の下流域では大雨が降るといつも氾濫して、台風シーズンや梅雨の長雨の時期の床下浸水などは当たり前の出来事だった。

 

 長年、その土地に住んでいると、その土地の謂れや由来、歴史、過去の住人の素性も判るものだ。一部では他所から流れて来た者(開拓団や流れ者)らが一つのコミュニテイを形成し、ほぼ同じような仕事をしていた。そうした村や町は「新田」、「新町」、「上町」、「上村」などの字が冠された。また、地形的に水が出やすい場所には、サンズイにまつわる漢字が多く使われ、それをよく知る先住民はそういったところには棲まなかった。

 

 つまり、土地の歴史や由来はその名に表れるものだ。例えば水辺そのものを示す「川」「岸」や水に関連する「橋」「堤」などもそうだ。こういった文字が入った地名はその昔は池や川、海だったことが多い。また、「窪」「池」「沢」などがつく場所も同じで、苗字に「荻」「蒲」「菅」などつく人は、海や川の近くにご先祖さまが棲んでいた可能性が高い。

 

   海沿いでない内陸部の都内でも「池袋」、「沼袋」、「下北沢」などといった地名もある。これらの地域は、地名から水と深い関係のあった土地だと想像がつき、窪地、低湿地、沢など地盤が弱かった地域であっただろうと容易に想像できる。時に、さいたま市の「見(美)沼区」が決められたとき、住民らが、資産価値が下がるとの理由で命名に猛反対したこともあった。

 

   また、新興住宅地で〇〇の丘、〇〇台とか命名された分譲地も同じで安心はできない。つまり、こうした宅地は谷や沢沿いを埋め立てて造成した可能性があって、大雨になると一気土砂崩れとなる危険性がある。お住いの場所がご心配なら、古い登記簿謄本に記載されている地番を見れば一目で判る。最近はキラキラネームみたいな住所が多いが、よくよく調べてみるとその土地の歴史やルーツが良く判る。

 

(今日のおまけ)
 何やら半島(釜山・済州島)では、国際観艦式に招待すると言いながら、海上自衛隊の艦旗に旭日旗(戦犯旗)を掲揚するのはまかりならぬと、招待国側が発議までして掲揚禁止の法律までを通そうとしている。 


   どうにもこうにもこうなると「イイガカリ」としか見えない。国際法上も日本国内法上にも認められている艦旗掲揚を、国民感情を逆なですると言い出し、韓国の国内事情に配慮すべしと日本政府に掲揚禁止を強く要請してきている。

 

   こうなると、外交交渉というよりイチャモン、インネンの域を脱しない。そもそも「戦犯旗」なる定義は存在しないのである。


   台風24号に続き、今週末に再び襲来する台風25号の進路が気にかかる。