Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

今より早い時はない

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   想定内とはいえ、まかさ!オラにもとうとう、人並みに「ぐあーん!!」と召集令状が参りました。どの道、進むしかなく、茶水の大学病院に早速紹介状を書いてもらうことに・・(ここまで受検日から11日目、意外と速い)。セカンドでまた初めから検査のやり直しに受診と続くが、早期発見、早期治療など夢のまた夢。治療が始まる頃には手遅れなんてことも十分に考えられる。それとて、天命と思って割り切るしかアルマーニ

 

   昔、健保組合管理センターのF保健婦から「担当のT医師(愛煙家だがTK医大講師)は腕がいいから、是非一度、その先生に胃カメラで診てもらったら?」との温かいご託宣に、勇んで検査を受けたのが今から6年前。その時もどうもあの黒チューブと相性が悪く、オコエ、オエ、オエ、オイ、オイ、コラコラと嗚咽の連続。この時を境にもう二度とあの胃カメラはやらないと心に決めた。

 

   その後は、ご案内のとおり市指定の胃検診では、毎年「バリウムごっくん!!」の世界に埋没。流石に一見のモノクロ映像だけでは病変、病巣が分る筈もなく、検査結果の「異状なし」に毎年気を良くしていた。が、今回のセデーションによる病理検査オプション付の胃カメラ検診は効果絶大!

 

   人間ドックにも、エコー、MRI,CT等さまざまなオプションがついているが、保険適用外のかなりの実費請求を喰らう。したがって、ドッグは年に一度が一般的だ。ただ、罹患ノイローゼや健康志向オタクは、年に一度の検査では物足りず、年に二度、三度と受検する方も多いと聞く。

 

   前出のT医師曰く、「進行性の癌は、3か月もすれば死に至る。だから、年に一度の人間ドックでヒットするなど、ラッキー中の幸運、ドッグはその程度のもの。真剣に自分自身の健康状態を知りたいならば隔月または毎月人間ドッグに入るのが賢明。でも、これって現実的か?」とか。

 

   良く考えれば、拘束時間や費用もさることながら、被爆する放射線量などの検査による二次被害を考えれば、健康維持(診断)が逆に命取りにもなりかねない。どうやら、「がんの早期発見、早期治療推奨」のキャッチフレーズは、日本医師会と生命保険会社が考え出した「悪だくみ」かもしれない。

 

(今日のおまけ)
 何人ものドクターに診てもらったが、患者にはその医師の知識、能力、技術を推し量ることはできない。ただ、副作用、後遺症のリスクや治癒見込みなどを「やってみなければわかりません・・」と不確実性を担保するようなインフォームドコンセントなど、診療側の責任回避としかとらえかねない。

 

   ただ、今日のように医療過誤や事故が多発すると、昔のように患者の「先生お願いします!!」に医者の「ワタシに任せなさい!」の阿吽のやり取りは今では殆ど聞かれなくなった。

 

  それにしても女医の診断や治療説明をよく聞くと言葉は柔らかいが、相当ハッキリ患者に現実を伝える。いまだに「東京男子医科大学」が創設されないのはそのせいかもしれない。