Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

歳も取ったり

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    来月6日から2泊3日の予定で金沢市内において同窓会が開かれる。幹事は、かねてからお約束の地元出身のT君。若い頃は筆まめでもなかった彼からご案内状が届いた。くどくもなく、アテこすりもなく、極めて率直に自身の気持ちを著している。なんとなく郷愁を誘い4畳半の下宿の匂いが漂うお手紙だったので、ほぼ原文のまま以下にご紹介する。この歳にもなると、表現はさまざまだが思うことと考えることはみんな同じようだ。

 

  「御無沙汰しています。やりきれないほどの暑さも終わり、やりきれないと思っていた後に、台風で資材置き場小屋のトタン屋根が吹き飛ばされてしまいました。ふと己が人生を連想してしまう、少し暗い今日この頃です。それでも来月の再会を心待ちに、元気にしています。

 

    夜中にひとり酒を飲みながら、ぼんやりと40年以上前のことを思い出しています。長野の野尻湖や伊豆の雲井での○○研究会の合宿です、また毎日のように遊び呆け、酒を飲み、マージャンをして無為に過ごした日々。

 

   お互いに若かった、何だか楽しかった、明日は必ずやってくると思っていた。振り返れば、ほんの些細なことなのに人生の一大事の如く悩んでいた自分、漠然とした不安を抱えながらも、とりあえず、酒を飲み、マージャンをやり、役満上りでなぐさめられ、フリテンチョンボでおちこんで、それでも、まあいいか、今日は寝る、また明日・・・・

 

   思えば68年生きてきた中のわずか4年の間のことなのに、こんなにも懐かしくいとおしく思い出すのは何なんだろうか?おそらく、もうそんなに多くの明日は来ないと、もうそろそろ終了の時が近いのだろうと、さみしいネ

 

 でも、うれしいネ、また会いたいと思う友がいる、よし、合宿ダ、今度は野尻湖でも雲井でもない、金沢だ!

 

 少し眠くなってきた、今夜も飲みすぎた。寝る。おやすみなさい、」

 

(今日のおまけ)
 手紙の最後にはこう添え書きがあった。「どこへ行って、何を観て、何を食べてみたいか申し出てください予約を入れます。メンバーの中に食事の制限のある方はいますか?」とあって、「寝るところと布団を準備して金沢で待っていいます。タオル、歯ブラシ、寝間着は各自ご持参ください・・」と。

 

 それにしても、若い頃はヤンチャでふざけてばかりいたT君が、ここまで繊細な心と気配りを持ち合わせていたとは感心の極み。人間は歳を取るほどに丸くなり穏やかになるというのに、吾輩はいまだにガキのままだと、今日も反省しきり・・。

 

 ところで、来年の同級会開催まで、わが身は持つのか?もうすぐその審判が下る。