Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

大島康徳

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 2016年10月末に発症した大腸がん(肝臓にも転移)を2017年2月7日にステージ4であると自ら公表した元野球選手大島氏。この方をご存じの方も多いだろう、中日、日ハムと渡り、日ハムの監督にまでなった男だ。彼は、ほぼこの徳兵衛と同い年だ。ステージ4といえば、進行度6番目の最も重い病状。

 

   因みにステージは、0、1、2、3a、3b、4の6段階。当然5年生存率は20%にも満たない。先ごろ肝臓へのがん再転移に対する「抗がん剤治療対する自らの立ち位置」を吐露していたが、それは自然で、むやみに現実に抗わない姿勢がとても素直に読み取れた。

 

   そうした中でも東京阿佐ヶ谷に在住している彼は、今でも元気で時折野球解説などの仕事もしている。彼の考え方に感心させられるのは、20%未満の癌の5年生存率に対して80%の方が亡くなっても20%未満ではあるが残りの患者は生きられると・・・。それに絶望と希望はつねに裏表にあることを知りつつ、常に前向きな姿勢を自ら発信していることだ。

 

   大病に罹ると自分自身の心理や心情を誰かに判って貰いたくなる。
  この大島氏しかり、小林麻央しかり、そして重篤患者ではなくてもこの徳兵衛も然りなのである。どうしてこのような行動をとるのか?奇跡を信じたいが為なのか?闘病している自身の姿をさらけ出したいのか?こうしたことを売名行為と呼んでも構わないが、この時代に、この時に生きた証を残して置きたいと思うのは当の患者も周囲も誰も皆同じだ。

 

   この先、やがて筆が折れるようにパソコンの打鍵も辛くなり、センテンスも短くなるだろう。でも、彼はいつもブログの最後に「感謝」や「今日も一日顔を上げて・・」をよく口にしている。彼の闘病や日常生活から、多くの人に良い影響、勇気や自信を与えるのに違いない。

 

   それをご本人は、まさにそれを大島康徳の公式ブログ「ズバリ!!大島くん」で公開している。どうぞご興味のある方は是非一度ご覧になってみたらいかがでしょうか。

 

(今日のおまけ)
   医者からの患者への余命宣告は。比較的短めにいうことが多いが、確実な医学的根拠があって宣告しているものでもない。例えば、一般的に「余命3か月」と宣告されたとしよう。

 

    これはあくまで、これまでの症例からすると中心値が3か月であって、すべての患者が3か月でお亡くなりになることを示している訳でもない。つまり、極端なことをいうと宣告後1カ月で亡くなる方もいれば3年も4年も生きていらっしゃる方もいる。だから、これはそれほど当てにならない(余命)数字なのだ!

 

   余談だが、医者の余命宣告は極力短めに伝えるので、その倍は生きられると思っておいた方がいい。

 当方と同期の某氏とうとう病院長まで上り詰めた「おめでとう山寺医院長!」。