Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

三平の心

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「おおきに」「すんまへん」「どないでっか」とは関西弁の三大コトバである。関東でも共通する言葉は「どうも」である。取り敢えず「どうも」と云っておけば会話は繋がる。でも本来はこの「どうも」に繋がることばを割愛して、相手にその意味や解釈を丸投げしてしまっている横着な使い方がこの「どうも」なのだ。

 

 口下手な人でも、よく喋る人でも会話の冒頭や途中に必ず「どうも」を織り交ぜてくる。日本に旅行(渡航)された外国人がガイドに最初に教えられるフレーズがこの「どうも」なのである。これさえ云っておけば相手が勝手にその人の意を解してくれるから便利と云えば、この上なく便利な魔法の言葉なのだ。

 

 それでは、この言葉の後に続く二の句は、一番は「(どうも)ありがとう」だ。二番目に来るのは「(どうも)すみません」、そのほかにも「(どうも)ご無沙汰しています、御厄介さまです」等、汎用性が高いといえば高い。でも、相手に自分の心や真意を伝えるには、やはり「どうも」を省いた後の言葉。つまりお詫びなら「ゴメンナサイ」、感謝なら「アリガトウ」なのだ。だから、「どうも」だけでは相手にこちらの真意や心が伝わりにくい。

 

 その点、英語の方がしっかり意思は伝わる、それは「サンキュー」であり、「エクスキューズ・ミー」であったりする。だが、彼ら(特に欧米人)はプライドが高いため滅多に、自分の非を認めるような「アイム・ソーリー」は、めったに口にしない。

 

   しっかりしないと日本語はそのうち荒廃し間違った簡略語だけが行き交う日本になってしまうかも知れない。

 

 「言葉の乱れと服装の乱れは、不良の始まり!」と、入学早々の中学1年生の時に担任の高橋先生からきつく言われたことをふと思い出した。

 

(今日のおまけ)
 退職後、定期的に受けている健康診断の結果がここにきてボロボロだ。γGTPや悪玉コレステロールの数値が悪いのは、胸に手を当てればすぐわかることだが、蛋白尿は出るは、血糖値は鰻登りだは、中でもオプションの腫瘍マーカーの値が極めて深刻な事態だ。

 

 特にSCC抗原なる癌腫瘍(扁皮癌)を見極める腫瘍マーカー値は半端なく上限の2倍にも達している。こんな数字を突き付けられると、いつ「この世からオサラバ」してもいいような気になるから不思議だ。検査やドックはやらなくても心配だがやり過ぎても精神衛生上はまことに良くない。

 

 こうした予防医学や予防検診は、医者や医療機関の儲けの「タネ」となっている。とは云え、やはりイザ自分自身のこととなると不安は募るばかりだ。