Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

呪われた「日本」という冠

f:id:koushuya:20180707034510j:plain

   東京地検は名誉挽回とばかりに文科省幹部にまで切り込んだ。贈賄側の日本医大の本丸はともかく、印旛日本医大、武蔵小杉日本医大や千葉北病院などの日医大グループ病院は、本院、別院に限らず蜂の巣をつついたような状況になっているのに違いない。その上、今回の件で学生の資質や同大卒の医者は、その能力についても疑問視するような風評リスクに晒され、患者からの信頼がガタ落ちするのは間違いない。

 

   さて、受託収賄罪で逮捕に至った文科省科学技術・学術政策局長佐野太なる男。金丸信小佐野賢治らとともに山梨県の不名誉県民に祀りあげられてしまった。この件で、地元紙やTVニュースは大騒ぎで、「元同僚や同級生の間に衝撃が走った」と報道している(山梨日日新聞7/5社会面)。

 

   この一件で県内、特に甲府甲州市民は大騒ぎとなった。 なんとことあろう、この男、山梨県甲州市(旧塩山市)のご出身で地元の名門、県立日川高校のご卒業。早稲田大学大学院修士課程を修了(理工)し、科学技術庁 に入庁、米国のスタンフォード大学 に留学。その後、英国の日本大使館一等書記官まで勤めている。

 

 早稲田大学 客員教授にもなったことがあって、最終的に逮捕時には学術政策局長にまで登り詰めた男だ。ただ、敢えて県民の恥をさらせば、この男 山梨大学の学長特別補佐(副学長)・教授も務めていたのだ。相次ぐ文科省の腐敗体質による汚点。各省庁でこうまで続く不祥事は一向に減らないばかりかむしろ増え続けている。

 

    法令順守、コンプライアンスをいくら叫んでみても、監督官庁である行政がこの体たらくでは安心して日本という国を任せられない。 佐野太の出来の悪い息子は、日大生産工学部を二浪するも不合格。それが競争倍率16倍の日本医科大医学部に挑戦とは流石に無理があるだろう。親バカにも程がある、いまどき、まだこんなことがまかり通っているようでは、真面目に受験、勉強している学生は浮かばれない。

 

(今日のおまけ)

 似たような事件で、昨年、望月山梨市市長が中学校校長の息子を市役所職員として裏口採用しで辞職に追い込まれた。山梨県もさることながら、ここにきて「日本」と名のつく学校や企業に不祥事件が相次いでいる。日本大学といい、今回の日本医科大といい、企業でいえば日本ハムの牛肉偽装事件、JR東日本信濃川の無断取水事件等々・・。

 

 それじゃいっそのこと「日本」を「東亜」にでも買える手もあるが、でも、ここでも羽田空港ビル建設に絡んで東亜建設が偽装事件を惹き起こしている。

 

 どの道、この道、ただ、名前を変えただけでは、どうにもこうにもならないようだ。