Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

Let It Be

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   2025年問題とは、2025年までに団塊の世代1947~49年生まれの人たちが75歳以上に達すること。いよいよ5人に1人が75歳以上となる超高齢者社会が到来する。

 

 その時75歳以上の全人口に占める割合は18%に達する。前期高齢者と合わせると高齢者人口は、人口比率で約30%にもなる。これが2060年になると40%にもなる。

 

   2025年には医療、介護、年金の他、雇用、児童・障害福祉生活保護などの社会保障費は年度総額で122兆円とこれだけでも優に現在の国家予算規模を大きく上回る。こうなると、いずれ日本国はこれだけで破綻しかねない。

 

    それに対処するために、老人医療費の自己負担は1割負担が2割負担となり、当面3割負担にまで引き上げられる。そのほか、介護の自己負担の月額上限引き上げ、年金支給額の引き下げと年金が貰えても、健康保険や介護保険の負担増に、医者にもかかれないはで生計は一段と不安定になる。こうしたことにより自民党の票田だった高齢者が与党を支持しなくなり政権交代が起きるかもしれない。でも今の野党が政権を取ったとしても現政権より酷い状態になるのは目に見えている。

 

     そうなってくると自ら生活防衛するしかないが、追い打ちをかけるように消費税が10%になる。ここまでくると、どこの家庭でも消費や贅沢をせずお金はできるだけ貯めるようになる。この結果景気は一向に上向かないまま、国全体が負のスパイラルに陥いる。

 

    定年退職後した当方にとってもこの先、安閑としてノンビリ暮らせそうもない。そうなると再就職の道を探ってみるが、この年で職を探すことは容易ではない。万万が一、再就職できたとしても、それは働き手世代の労働機会を奪うことに繋がる。

 

 この先、体が健康である保証もなく脳卒中認知症にでもなれば必ず介護が必要になってくる。子供達には面倒を掛けたくないので当然に施設送りになって、最期は、緩和ケアからホスピス安楽死にと・・・。これとてお金はかかる。そのために今のうちから生活を切り詰め家計の支出を抑えておく。この問題、もうここまでくると手遅れ、個人レベルではどうにもならん。

 

 こんなことを考えていると持病も進み身体にも良くなさそうなので、こうなりゃいっそ開きなおって「どうにかなるさ(Let it Be)」で腹を括るしかない。

 

(今日のおまけ)

 最後に小話を。とある病院の待合室、仲良しのお年寄たちが毎日のように決まって受診しにやって来る。雨が降っても風が吹いても、受付の始まる前の必ず決まった時間にみんなが集まり世間話や病状を話し時を過ごし、受診を終えてから昼過ぎには自宅に戻る。

 

 ある日のこと、いくら待てどもこの仲間の一人が姿を見せない。すると、他の老人仲間が呟いた「あの人、病気にでもなったのかしら・・・・?」。御後がよろしいようで・・・。