Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

庄和大凧マラソン

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   毎年5/4、ゴールデンウィークの中日、昔の埼玉県庄和町で開催される「大凧マラソン」。最近の体調不良からここ2、3年、レースらしいレースには参加していなかった。この間に庄和町春日部市に編入され、今は「春日部大凧マラソン」に名称変更となった。

 

    荒川の土手を延々と21㎞も走る単調なコースだが、皐月の空の爽やかさや国道16号線を交通止めにしてのスタート、東武野田線での踏切での足止めとユニークな大会である。今年は知人が走るというので、久しぶりにランニングウエアに着替えて応援に出かけた。

 

    参加者数は年々増加し、一昨日は1万人を優に超えた。知人をスタートで見送り、しばらくしてコースを逆走、5㎞、10㎞の参加選手が喘ぎ、汗をびっしょりかきながら必死な形相でゴールを目指していく。選手の鼓動が手に取るようにわかる。当方もこれまで200回以上の大会に参加にしている。だから選手の気持ちも自己挑戦する息遣いも手に取るようにわかる。

 

 シリアスランナーの集団が途切れると、ファンランの選手らが笑顔でゴールに向かう。スポーツとは自己への挑戦と同時にいかに競技が楽しめるかにある。10㎞の後続集団が途切れるころ、白バイとパトカーに囲まれてハーフマラソンの先頭の選手が帰ってくる。ことあろう先頭は先にボストンマラソンで優勝した埼玉県庁所属の「川内優樹」だ。

 

   彼は、来年プロを目指す。人生は一度切り、決断は遅いということはない。決断した時が一番早く、最適な時だからだ。後悔することや失敗することを恐れては、前に進むことができない。健常で健康な時代を怨んでばかりではなく、ここから歩を一歩進める。やがて誰にでもゴールは来るものだから・・。今を生きるしかあるまい。

 

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(今日のおまけ)

 なぜ、当方逆走したかというと、実は16㎞過ぎに関門制限があって、ここを一定時刻までに通過しないと、それ以降はレース中止となって選手は収容される。選手はここを是が非でも時間内に通過しようと必死だ。ここを過ぎればゴールまではもう少しだ。

 

 この場所で知人を待って、一緒にゴールまで伴走する。当方、一度、二度、伴走した経験を持つものの、お相手を煽りすぎて救急車で病院送りにしてしまった苦い経験がある。そのため今回は知人の視界に入るか入らないかの場所から伴走した。走るのは、選手自身で、体力、気力もそれは全て選手自身だから、伴走者は見守る他ない。

 

 ゴールで誰かが待っていてくれる。それだけで選手はそれだけで気力が沸き、足が自然と前に進む。また、誰かと一緒に走りたいという衝動に無心に駆られた。誰かが待つゴールに向かって・・・。