最近シリーズモノが多くなってきて、多少食傷気味でしょうがお付き合いください。 新年度の仕事始めとなった4月初め、各企業で入社式が開かれたが、不祥事を起こした企業の代表は何を言っても何をかいわんやだ。
東芝の会長さんは、「困難な時期こそ人は成長する。素直に学び、情熱を持って仕事を成し遂げ(業績向上のためには罪を犯してまでも社に貢献し)てもらいたい」だとなにをかいわんやだ。
製品データ改竄(かいざん)など不正が露呈した企業のトップの神鋼では、「ガバナンス(企業統治)や企業風土の抜本的な改革を(見せ掛けで良いから)推し進めていくことが私の最大の使命」だと。
東レの社長さんもこれに続けとばかりに「しっかりした心構えと高い(反道徳感と)倫理観を持って行動していただきたい」と新入社員に逆要求。何をかいわんやだ。
新車の無資格検査問題が発覚したSUBARU(スバル)の社長さんは、「困難なことが起きたとき、(困難が起きるまで逃げてきたが)逃げずにまっすぐ取り組むことが一番大事だ」と信頼回復への決意を強調したようだが、自身にこれを問うてみたい。
このほかJR西日本や破断台車を製造した川崎重工業のご挨拶も聴いてみたい。
でも率直、詫びを入れたのが商工中金。社長は「(これから先解散するというのに)皆さんだけでなくご家族の方々にも精神的な負担をおかけし、率直におわび申し上げる」と新入社員を前に平身低頭に謝罪。流石に半官半民の会社だけあって国や国民を簡単に騙せるのだから、新入社員など操るのは朝飯前だろう。何をかいわんやだ。
(今日のおまけ)
昨日に続き、新入社員のタイプ(気質・特徴)の昭和編をお贈りしたい。さて、徳兵衛が入社した当時のタイプがこの中にありますぞ!お判りかな?
昭和63年度(1988年)
■養殖ハマチ型 過保護で栄養分高いが、魚らしくピチピチしていない。
昭和61年度(1986年)
■日替わり定食型 期待したわりには変わり映えせず、同じ材料の繰り返し。
昭和60年度(1985年)
■使い捨てカイロ型 もまないと熱くならず、扱い方もむずかしい。
昭和56年度(1981年)
■漢方薬型 煎じ方悪ければ、効き目なく副作用生じる。
昭和54年度(1979年)
■お子様ランチ型 何でも揃って綺麗だが、幼さ抜けず歯ごたえなし。
昭和52年度(1977年)
■人工芝型 見た目きれいで根が生えず、夜のネオンでよみがえる。
昭和51年度(1976年)
■たいやきクン型 頭から尾まで過保護のアンコがギッシリ。
昭和50年度(1975年)
■カモメのジョナサン型 群れから外れやすく上空からしらけた眼で見ている。一方でめざとい。
昭和49年度(1974年)
■ムーミン型
人畜無害でおとなしいが、大人か子供か得体知れず。
昭和48年度(1973年)
■パンダ型 おとなしく可愛いが、人になつかず世話が大変。
これでシリーズはおしまい。