サプリメントの中で最もポピュラーな栄養補助食品の「グルコサミン」、「コンドロイチン」や「ヒアルロン酸」、今更ながら、専門家や医者の講演でもよく聞いたことがある。口径摂取や塗布だけでは、全く効果がなく、だからこそ、この手の商品は、「薬剤」でも「栄養食品」でもなく、あくまで栄養「補・助・食・品」に指定されている。
深夜にTV放映している通販の「青汁」や「クロレラ」等の類と同じだ。即効性はなく効き目や効用が挙がるのは余程でない限りあり得ず、にわかに信じ難いと思っておいた方が良い。
別に、販売会社の営業妨害をしている訳ではないが、有名企業のライオンやアサヒグループ食品などは、その名称と効果をいまだCMや広告を流し続けている。
例えば、前出のグルコサミンは機能性表示食品制度に基づくもので、事業者は科学的根拠の研究データを厚生労働省ではなく消費者庁に届け出た上で、 健康効果を表示して販売することができる仕組みとなっている。この研究データがどうも怪しく、今大流行のどうにでも書き換えや改ざんができる代物で、当局が検証しようとしても膨大な検証期間とコストがかかる。
グルコサミンは軟骨や皮膚にある天然の成分(アミノ糖)で 「関節の軟骨の維持」や「膝関節の悩みを改善」などの表示で多くの製品が販売されてきた。
だが、海外の学者の中からもグルコサミン製品の有効性を疑問視した研究報告には、膝の痛みや機能の改善に効果がある科学的な証拠は報告されなかった。
そのため、消費者庁への届け出を撤回する業者が続出している。 水面下でのこうした動きを知る消費者はほとんどいない。いつも狙われるのは、ずぶ素人や消費者ばかりで、いまでも高齢者は健康のためと称して相変わらず「健康食品」や「栄養補助食品」を飲(服)用し続けている。「病は気から・・」、どこまで行っても「お客さまは、神様!」
(今日のおまけ)
昨年板門店で、北朝鮮の兵士が軍事境界線を越えて韓国に亡命したことは記憶に新しい。何発もの銃撃を受けたが一命を取り留め、後にその兵士が、寄生虫とB型肝炎に罹患していることが判った。
このB型肝炎、母子感染は垂直感染といわれ、直接感染者約10%が慢性肝炎に移行する。
怖いのは、水平感染で血液や体液を介して感染し、その20%が急性肝炎を発症する。血液、体液で直感感染していないと思ってみてもご用心。
十分に汚毒をしないタトウーや入れ墨 それにピアスの穴開けや炙っても生レバーの食べ過ぎにも要注意だ。最近、当方、体調不良のせいかヤケに医療(医学)ネタが多くなってきた。