Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

御用会議

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   集団行動でも、会議でも、打合せでも、人とのお付き合いでも何でもそうだが、それを実のある物にするには、まずもって「目的」を明確にすることが大切だ。

 

「なぜこれをやるのか?」といった目的意識、動機付けや判断基準が曖昧になったままだと、何をどう動けばよいのか、何を協議するのかがハッキリしないため、だらだらと活動や会議を続けてしまうのもそうだし、過去に囚われながら惰性でお付き合いをする羽目にもなる。

 

  つまり、目的達成のための「どうやって?」が決まってこないため、練習方法や着地点に向かうための方法や手段が見えてこないからである。単に報告や伝達だけなら書面でメンバーに回覧すれば良いし、仲間同士や恋人同士ならメールやラインだけで十分に事足りる。

 

  メンバーの合意形成やイベントの企画もそうだが、この手順がハッキリしていないと、参加者全員が何となく分ったような気分でことを終える。

 

 アイデアを出して欲しいのか。それとも御用会議のように「結論ありき」で其処へ誘導しながら、もっともらしい結論を出したいのかを、お互いが明確に理解していなければならない。

 

  なんでもそうだが、議長やリード・マンの軸がブレて、あっちにフラフラ、こっちにフラフラでは参加者も困惑するだけだ。議論を盛り上げたいのなら、最初からリード・マンがしゃしゃり出ず、全員からアイデアを喋らした方がいい。

 

  そして、開始時間と終了時間を決めておく。メンバー全員揃わなくても始める。そして終了時間は「遅くとも○時まで」と決めておく。「肝」はこの「遅くても・・・」のフレーズが重要だ。議論を長引かせても、そうそういいアイデアは出てこないうえ、結果もそうは違わない。   

 

   また、メンバーにあまり多くの情報を与えてもメンバーは混乱するばかりだ。   むしろ、結果やアイデアが出そろったら検証や反省、不味かった点や良かった点に対する「振り返り」が重要で、これが次に繋がるヒントにもなる。今日の当方、少々評論家チックになったが、このルールを日常生活、夫婦間や友達同士で試してみるのも面白いかと・・。

 

(今日のおまけ)

 フジTVで日曜日の早朝に「テレビ寺子屋」が毎週放映されている。先週の講師の名前は覚えていないが、面白いフレーズがあった。「子供はでんでん虫と同じで、放っておくと角をだす。これが興味や好奇心」だそうで「この角を毎回々、大人や周囲が触りだすと、そのうちでんでん虫は、何もしなくても角を出さなくなってしまう」のだそうだ。これこそ教育やしつけの基本かもしれない。「角を出さなくなった子は、自分を殺し何事にも怯えて興味を示さなくなる」

 

 そして大人の付き合いでも、クドイ話を延々と繰返されて、同じ仕打ちを何回もされると、相手との距離は自然と開き、知らぬ間にお付き合いもしなくなる。