Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

諏訪観光大使兼東京事務所長

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 純米辛口清酒「神渡(ミワタリ)」(諏訪:豊島屋酒造)で、今日はこの神渡のお話。地元では御神渡(オミワタリ)という。諏訪湖が全面結氷するとこの御神渡が出現する。これ、科学的には簡単に説明がつく。湖が全面結氷しさらに気温が下がると結氷した氷が縮む。

 

 すると氷が割れて氷が湖岸に引っ張られる。ここまではよろしいかな?さて、ここで気温が緩むと今度は氷が膨張する。すると湖岸氷が一気に割れ目に進む。氷温も違う為氷が重なり合う時に「ギシ、ギッシ」と氷がぶつかり夜陰から明け方にかけてさらに大きい音が湖に響く。

 

 5年振りにこの御神渡が諏訪湖に現れた。それほど今年は寒く低温ということ。これ神事でして崇高なもの。割れ目が竜神のように形状を変え湖上を舞っているかの如くみえる。そしてその向きや大きさによってその年が豊作か凶作が占えるともいう。

 

 でも一説には、スケベな諏訪上社の男神さんが、夜な夜な御神渡にそって諏訪下社の女神さんの所へ通い続けたとか。子宝産授や子孫繁栄を願ってのことかもしれない。それにしてもここは寒天の産地でもあり、乾燥して兎に角寒い。また、ご当地は7年に一度の奇祭「御柱祭り(オンバシラマツリ)」も有名で、そのお祭りでは、開催の都度、けが人や死者を出す。勇猛果敢でありながら夫婦和合てか?

 

(今日のおまけ)

 繊維の片倉工業が有した「仙人風呂」にも良く行ったものだ。それに夏の諏訪湖上祭の打ち上げ花火は、杖突峠から見ると絶景。高遠の桜に車山高原、霧ケ峰。白樺湖、日本ピラタス。一緒に登った蓼科山に高ボッチ。それに鎌田實先生で有名な「諏訪中央病院」、かのように南信には、名所、旧跡が多い。是非に一度、機会があれば足をお運びいただきたい。

 

 当地は山梨県と関わりが深く、諏訪御料人(すわのごりょうにん)は、武田信玄武田勝頼が登場する小説や時代劇には欠かせない人物。 実際の名は不詳な為、諏訪の美人な女性と言う意味で、諏訪御料人又は諏訪御前(すわごぜん)とも呼ばれる。

 

   新田次郎著「武田信玄」では湖衣姫(こいひめ)、井上靖著「風林火山」では由布姫(ゆうひめ)と想像上の名で書かれている。