節分、立春、建国記念日やバレンタインデーと二月は何かとイベントが多く、ヤケに忙しい。それにこの如月は当方の誕生月でもある。女性にとっては、早生まれは人生後半に恩恵を受ける。小学生に入学したころは遅生まれと早生まれでは1年近くの差があり、学習面や発達、発育面で格差が生じる。
でもだす、結婚適齢期になっても同い年の女性が1つ早く年を取るに比べ、早生まれの女性は中々カウント・アップしないので、気分は良いと聞く。男性も同じで余ほどの早稲でもない限り若さというか、同期に比べても健康寿命は保てるような気がする。
さて、先日当方もめでたく○○歳の誕生日を迎えたが、あまり嬉しくもなかった。だいたい、余命の方がすくない訳だから、ずーと長生きっていう訳にも行くまい。もう、子供も家庭を持ち、孫にも恵まれたのだから、もうカウント・ダウンの歳。「いい加減に枯れなさい!」とは愚妻の弁。
でも、便利な世の中、誕生日当日にはバースデイ・カードならぬバースデイ・メールが朝早くから数多く寄せられ、悪い気はしなかった。誕生日に「お祝いの品」などは要らないが、メール1本で心が和むのは不思議な気分だ。Maxにはじまり、Tm、Kz、Match、Mar、一日遅れてガラスの少女にMakkyやHiro姐からも祝辞が寄せられた。メセージには一工夫も、二工夫もあって、思わずにやりとしてしまう。
なかでも驚いたのが、夜遅く届いた弟君からのメール。今まで一度もそんなことはなかったが、珍しくデコレーション付の電子メールが送られてきた。「お誕生日おめでとう」に続き「お互いにずっぽしジジイだなあ!」とあった。兄弟の不仲を一番嫌っていた亡き母の霊前にこれでやっといい報告ができる。
(今日のおまけ)
そうね、生きているうちに洒落乙(※)に今度は東京丸の内の丸ビルのレストランでも予約して誕生会をやって欲しいものだ。とはいえ、年金生活者の当方にとって現実はそうもいかず、独り「日高屋」で半チャン・ラーメンに緑茶ハイをいただき自分自身の誕生を祝う。
身の丈にあった「誕生会」だが、これって含水炭素成分の摂り過ぎ。これじゃ腹の肉がブヨブヨになって生活習慣病が悪化しても仕方あるまい。自業自得。それにしても酔いざめの半チャン・ラーメンは格別に旨い!
※いわゆる「逆さ言葉」で「オシャレ~!」の意味だ。パイオツ、グラサン、シーメー、グンバツ、チャンネエもその類だが20代や30代の若者は使わず専ら40代から50代の中高年が使いたがる。