Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

噛ませ犬

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  戌年にちなんで、今日はこのタイトル。この言葉は、もともと闘犬用語から来たもの。闘う前にわざと弱い犬と戦わせて、強い犬に本番での戦いに自信をつけさせるための犬を「噛ませ犬」いう。転じて主役を際立てさせるため「引き立て役」とか「脇役」をいう。[プ女子]という言葉が流行っているが、プロレスや格闘技でもこの手法が多く使われている。

 

 映画や芝居でも主演者の演技をよりよく引き立たせるために「名脇役」なるものが存在する。なので、脇役の演技力によって主役はどうにでもなる。

 

 さて、闘犬の話に戻そう、主役となる強い犬は、血気盛んな若い犬が多い。そこで「噛ませ犬」には、歯牙が抜け落ちた腰も立たないような老いぼれ犬を連れてくる。勝負はあっという間につき、老いぼれた「噛ませ犬」は、その後の出番は回ってこない。でも「噛ませ犬」にすらなれないロートル犬も多い。

 

 現役時代、「噛ませ犬」は害があっても利が少ないからとの理由で、司令官が社命によって2部隊の長から突然3部隊の長を命ぜられたことがあった。社の方針として3部隊長を次々に社外に放り出した結果、司令官に一気にシワが寄ってしまった。その結果、とうとう現場は疲弊して仕事そのものが回らなくなった。ほどなく司令部組織そのものが組織図から消えてしまった。

 

 当方にも「噛ませ犬」の役が回ってきたことがあったが、「体は売っても心は売らぬ」とご丁重に全てお断りをさせていただいた。これぞ男子の本懐、オトコとの矜持。だが、その結果、現役生活にピリオドを打つのを自らの手で早めてしまったのも事実。

 

(今日のおまけ)

 「夕焼け雲に誘われて、自転車に跨っていくつもの橋を越えてきた。帰れない、戻れない花が咲くまで帰れない♪・・・・」著作権上から本物の歌詞は載せられませんが、これ千昌夫が唄う「夕やけ雲」。

 

 中心街でチョイと一杯ひっかけて、愛用の自転車で土手に架かる長い橋を越えたとき、警察官に呼び止められた。「ご機嫌だね!」「おじさんどこから来たの」「今まで何処にいたの?」「どこいくの?」。明らかに職質。「そんなのアンタには関係ね~だろう!!」と居直ったが、国家権力を傘にしている警察官のこと相手は一歩も譲らない。

 

 職質の理由を尋ねたら、自転車を無灯火で走っていたことが判明。生れてはじめての職質、これって、つい最近、徳兵衛ご本人が遭遇した事実。酔ってフラフラと鼻歌交じり自転車を転がしていると捕まりまっせ!!そこの旦那!

 

 でも、ほろ酔いの自転車に「夕やけ雲」、妙につり合いがいい。