年末になって買い求め、業者から戴くのがカレンダーや暦。日頃は、星占いでその日の運勢を占うが、朝のテレビでは必ずと言っていいほどこの星占いをやっている。運気が悪いと他局の番組にチャンネルを回し、良い運勢が出るまで回すが、どの局を見ても運勢が悪いと糞面白くもないので番組を消してしまう。
さて、占いには「四柱推命」や「算名学」「姓名判断」などがあるが、中でも代表的な運勢占は、一白水星から始まる「九星気学」と、おうし座から始まる「星占い」がある。九星気学の起源は、中国の「夏」という時代に洪水の大災害があり、帝王が水工事を行い、洪水を東方の海に流したことに由来する。この時に、洛河という川から、一匹の亀が現れて甲羅に、1~9の数字が配置されていて、天意を聞くことを知ったそうな。
一方、星占いは、西洋占星術の代表格で、血液型占いのようなもの。つまり、人には元々持って生まれた特性や性格があって、それが現在の星回りと合わさって、自分の運勢が導き出される。三つ子の魂100までと言いうが、生れ持ってきた性格や本質は幾つになっても変わらないのは、その人の産まれた時間と場所で左右されるという考え方。
ここで、二つの占いはどちらにでも転ぶということがある。九星気学は2月3日の節分を境に運気が変わるし、占星術では微妙な日で星座が変わってしまう。生年月日はあくまで戸籍上の表記。実際に生れたのは一週間以上(出生届は産まれた日から14日以内に届け出)も前の日だったことも良くある話。 つまり、その日を取るかで運勢はがらりと変わってしまう。もし、そちらの運勢が悪ければ戸籍上の生年月日を使えばいい。 どうやらもう一度、戸籍に記載してある出生日を確認しておいた方が良さそうだ。
ところで、一時、「ヘビ使い座」なる星座が出現し日がずれて困惑したことがあったが、いつの間にか12星座から消えた、あれは一体なんだったのだろう。
さて、貴方の星の巡りは如何ですか?当方は、最近腹下し続きで「便座」だそうだ。おあとがよろしいようで、「年末シリーズ」は本巻をもってひとまずオ・ワ・リです。
(今日のおまけ)
「高島易断」で有名な高島嘉右衛門は、実業家で、趣味・教養の範囲で「高島呑象」として「易」を行ない『高島易断』という著作を著わし、政治にも影響力のあった有力な易断者(易聖)と言われている。ただ「占いは売らない」として、金銭を受け取って占いを商売とする事を大変に嫌っていた。つまり「高島易断」の名で商売をしている団体は、全部嘘っぱち!うす汚い占い業界の暗部だ。
でも、やはり「高島易断」が気にかかるのは人間の嵯峨。お気に入りの神宮館の来年の暦が、まだ手許に届かない。ヨシコさ~ん、このブログご覧になっていたら一冊でいいからよろしくネ。