奇形、(先天性)難病、身体障害、アトピー、アレルギー、引きこもり、イジメ、結婚できない人、離婚に事故や事件に巻き込まれて命を落とす人。どれを取ってみても有り難くない事ばかりだ。でも産まれた瞬間は、誰も同じだが持って生まれた運命を背負って生きていく。
左に寄った人生を送る者もいれば、右に大きくそれる人生を送る人もいる。真っ直ぐに人生を100%歩めた人はこの世に何人もいないだろう。小さい時に負った病気や事故が後の人生を大きく狂わせることもある。
幸せを思い切り露出している人ほど、実生活は波乱に満ちているのかも知れない。看病や介護に始まり、子供のイジメや非行に日々頭を悩しれている親御さんたちも少なくないだろう。反対に何らかの事情で子供が持てないご夫婦も多い事だろう。そうした人々の日頃の心情は察して余りある。
出産前の羊水検査や血液検査で胎児に異常がないかを確認したうえで、出産に臨む妊婦も多い。リスクを最小限留め、異常があれば出産を諦める。でも、それを機に以後子供に恵まれないことだってある。確かに幸せを願ってそうするのだが、幸せに恵まれないことだってある。
スケーターの浅田真央は、母一人で真央姉妹を育て彼女をあそこまで登り詰めさせた。でも努力の甲斐もなく一度もオリンピックで金メダルを獲得していない。努力や直向きさは周囲から見れば美しく、ご褒美を挙げたいのだが夢は叶わなかった。「努力次第で夢は必ず叶う」は、人間に対する堕落や怠慢を戒める言葉であって、夢は夢なのだ。
人は産まれた時から死に向かって人生を歩む。次々に来るべき困難を一つひとつ越えていかざるを得ない。それはどうしようもないこと、その子はあなた方夫婦だったからこの世に生を受けた。がんばれ子供夫婦よ!親として今はそうしか言えない。その先にきっと良いことが待っている。
(今日のおまけ)
年回りのせいか病の連鎖ってあることを確信した。誰がトリガーになったのかは分らないが周囲が次々に病に伏せていく。当方が男性で男友が多いからそう思うかも知れないが前立腺癌に始まり膀胱がんに腎臓がん病巣は何故か下半身に集中している。
必ずしも若い時に下半身がだらしなかったとは思わないが、こうも続くと何か空恐ろしいものを感じてしまう。 何事もそうだが、思い通りにいかなくなった結果が出た時に、いくら、あの時に、あそこで、ああしていれば、こうしていればと後悔したところで何の役にも、解決策にもならない。
前を向いて目の前の現実に対処していくしか術はない。子供達よ!良き友よ!現実から目を背けず、現実を受け入れるしかない、行雲流水の如く。