Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

Siren

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   当方が毎朝視聴する番組は決まっていて、その日の「占い」や「天気予報」が何時何分から始まるのかを体が覚えている。ひと眠りした後は、それに合わせて再び目を覚ます。テレ朝の「グッド・モーニング」は日テレ「おは4」の後に続けて視聴させていただいている。

 

 フジは6時50分から始まる「紙ウサギロぺ」しか視ない。同局の三宅アナウンサーをはじめキャスターの顔ぶれが悪く、番組構成も全くいただけない。

 

    そんななかテレ朝の「林先生のことば検定」は毎日見逃さないようにしている。三択問題に駄洒落をまぶした回答もあるが、時間も短く、すーと頭に入ってくる。先日も「サイレン」の語源についての解説があったが興味深かったので自分でもいろいろと調べてみた。語源はギリシャ神話に由来するという。  普段何気なく使っている言葉の中かでもギリシャ神話の登場人物に由来するものも多い。

 

    まず、「panic(パニック)」という言葉は、いたずら好きの牧神「Pan(パン)」に由来しているらしく、それによって「恐慌状態」を意味する単語が生まれた。それが「Peter Pan(ピーター・パン)」のモデルにもなったとも言われている。

 

   また、こだまを意味する「echo(エコー)」もギリシャ神話のニンフ「Echo(エコー)」の名前から派生しているらしく、「Narkissos(ナルキッソス)」は声だけの存在を意味していて現在でも「narcissist(ナルシシスト)」という精神分析用語に使われている。

 

    さて、警報音「siren(サイレン)」に話を戻そう。これは海の精「Seiren(セイレン)」に由来していて、上半身が女、下半身が鳥の姿をしたこの魔女は、その美しい歌声で島の近くを通った船人を誘惑して難破させたと伝えられている。「その声(音)を聞いたら注意しろ!!」ということだろう。英語の「siren」には「…を誘惑する」という動詞の用法もあると番組内で紹介していた。

 

    とくに興味深かったのは、セイレンスターバックスコーヒーのシンボルとして使われているのだという。よく見るとやはり下半身は魚の姿になっているのではないか。上半身がいくら美麗な女性でも下半身を確認しないと逆ナンパされますぞ。男子諸君、女性からの誘惑には、充分にご注意あれ!!

 

(今日のおまけ)

   ついでに泥酔状態を表す「へべれけ」という言葉。これは女神「Hebe(ヘベ)」に由来し元々はオリンポス山での神々の宴のお酌係だった。彼女が注ぐ酒のあまりの美味しさに神々は「Hebe erryeke(ヘベ・エリュエケ=ヘベのお酌)」になるまで呑んだとか呑まないとか。 この時、彼らが飲んでいたのが霊酒「nektar(ネクタル)」。は、かの有名な森永の果汁飲料「nectar(ネクター)」の語源になっているとか。

 

  「music(ミュージック=音楽)」、「amusement(アミューズメント)」、「museum(ミュージアム:学問・芸術のための建物)」や装飾「mosaic(モザイク)」などの語源もギリシャ神話から派生しているらしい。

 

    やあー!今日は随分とお勉強させていただきました。