Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

モノ言い

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   職業病なのか昔から当たり前のように使っていた「又貸し」を「転貸」や「担保」を「抵当」と言われるとどうも違和感がある。「又貸し」、「担保」が俗語なのかスラングなのかはどうでもいいが「物言い」によって響きも意味も随分と違ってくる。

 

    この「物言い」についてデジタル大辞泉によると、1. 物を言うこと。また、物の言い方。言葉遣い。2. 言い合い。口論。3. 異議を口に出すこと。特に相撲で、行司の勝負判定に、審判委員や控え力士が異議を申し入れること。4.うわさ。とりざた。5.話がうまいこと。また、その人。と、五つもの意味があるのには驚かせられる。

 

 一般的には1.の物の言い方、言葉遣いという意味で使われる。例えば、物言いとして極端な例だが「うっせーなー!てめぇ。しねや!!」を「たいそうにぎやかなご様子でいらっしゃいますところ、まことに恐縮でございますが、ご逝去あそばしていただければ幸甚に存じます。」のように敬語調でいうと随分と趣が変わってくる。

 

 私事だが退職間際、仕事を干されたことがあった。その時、敢えてそのことは口にせず淡々と寡黙に日々を過ごした経験がある。親しい方からは「徳さん、良くもまあ、そんなに我慢できるな!俺ならとっくにブチ切れて辞表を叩きつけるわ!!」とも言われた。内心そうは思ったが、それも大人気ないと堪えに堪えてロッカーの扉を蹴飛ばし自分の怒りを諌めた。 

 

  でも、職場を去る間際「いい加減にせいや!どこまで人をコケにするんだ、バカにしやがって!!」と心の中で思いつつ、敢えて声を荒げず、「どこまで侮辱すれば君たちは気が済むのだ?」と、当方の放言に周囲は一斉に口を噤んだことを思い出す。

 

 この世には3つのやり方や言い方がある1つ目は正しいやり方と言い方、2つ目は間違ったやり方と言い方、そして3つ目は、御存じこの俺サマのやり方と言い方だ。

 

(今日のおまけ)

  「バカと利口は紙一重」というが、時計の6時30分の分針を想像してもらいたい。ここを始点に7時29分59秒59が終点としよう。バカを時計回りに馬齢を重ねていくと次第に知恵がつき利口になって終点では随分と利口になっていくものだ。分針の始点と終点のたった0.01秒の間にはやっと紙一枚が入る。そのことを指して「バカと利口は紙一重」。

 

    他にも「自信と過信は紙一重」がある。自信と過信を持ちながらでは、その結果は大きく変わる。紙一枚分の平常心で淡々と物事に取り組めばその結果は、大体、予想の範囲に収まる何事も自信も過信も禁物だ。