Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

腹が減っては、戦は出来ぬ

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  前線と兵站(へいたん)、これ戦いの基本、兵站学なるものもあって戦いにはこの兵站(ロジスティック)の在り方によって戦いの雌雄が決するという。 

 

   つまり前線へ補給(路)や後方支援がしっかりしていないと、如何に高性能な兵器を持っていても、ひとたび補給が絶たれると、前線は次第に戦力を落とし、やがて自らが「負け」を認めざるを得なくなる。

 

    この兵站学、現在はコンビニの配送計画に反映されているという。例えば、近くで運動会等のイベントがあって、ある店のおにぎりやお弁当がバカ売れしたとしよう。店頭の商品POSから情報が本部に伝わり、近隣の配送センターや陸送トラックの運行状況を把握したうえで、素早く店頭商品を補充する。まさに前線(店)への(商品)補給システムが確立しているから売上と在庫と収益が好循環する。

 

    さて、話を戻そう。前線に補給するのは弾薬や火器だけではない。ここが一番のキモ!水、食料もさることながら医薬品、衣類や兵士の下着に至るまであらゆるモノを補給する。長期戦になればなるほどこの兵站計画がしっかりしている側が勝利する。つまり風邪をひきながら凍傷に罹り、その上、空腹ではどんな優秀な戦士でも戦えないのである。「腹が減っては、戦は出来ぬ」なのだ。

 

   「戦わずして勝つ」。このためには補給路を断てばよいのだ。羽柴秀吉備中高松城を落とすが為の水攻め(兵糧攻め)したのがその典型だ。見事に補給路を断ち、ほどなく高松城は落城した。  誰しも空腹では戦えない。ここがポイント、「表より裏を潰す」方が手早い。

 

 隣に居座っているそ奴を潰すには、そ奴を調子づかせている元を潰せ。   これって何にでも通じる。病巣をやっつけるには、そこに栄養を運んでいる血液やリンパ液を絶てば自ずと病巣は壊死していく。戦争に限らず選挙もそうだ。マラソンの給水と同じで、取り損なうと後が持たなくなる。

 

(今日のおまけ)

    女性の「なんで、なんで、何で・・・」と男性の「俺は仕事に生きる」や「仕事だから」は気に掛けなければそれまでだが、当方にとっては耳障りなフレーズだ。女性の「何で」の連呼はこれは執拗に男性に嫌われまいとするぶりっ子的な行為で逆に相手の反感を買う。

 

  それに男性の「仕事に生きる」は、他に価値観を求めず、あるいは他の価値観が分らず必死に仕事にしがみついている時にでる言葉。結局、仕事以外にやることがなく仕事を辞めた後の人生が描けない淋しいオ・ト・コ。

 

    最後に「仕事だから」を連発する方は、依存体質や寄りかかり的な性格の方で仕事ができない典型的なタイプ。周囲に悪影響が出る前にその方の補給路を徹底的に叩いておいた方が良い