Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

マラソン談義Ⅱ

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  フリークライミングと並んで,今でこそ人気スポーツとなったジョギングやランニング。当方が若かりし頃は、地味なマイナースポーツとして競技人口はさほどではなかった。そんな時代のなか鹿屋体育大学の植屋先生にランニングの基本を教えて貰った。ランニングも含め、どんなスポーツもそうだが同じ動きを反復する運動は体にとっては良くない事ばかりだと教えて貰った。フレキシブルに柔軟にあらゆる筋肉を目覚めさせることが基本だとも教えられた。

 

 ここでスポーツ技術論を一歩進めてみよう。あらゆるスポーツでも何でもそうだが、体幹いわゆる体の軸。これがブレると余計な所に力が入り、エネルギー効率が低下し疲労が蓄積するため期待する結果が得られない。

 

 マラソンでいえば体幹、つまり腰の位置と背筋がポイントとなる。走っているとき腰が上下するとポンポンと跳ねるような走り方となり、それに伴って頭の位置も上下しそのブレを押さえるために首の筋肉に余計な負荷がかかってしまう。かの君原健二の走り方は確かに頭が振れって走っているが、彼の頭は上下にではなく左右に振れているのであって頭の高さは常に一定でブレないことが良くわかる。機会があったら昔のビデオをじっくりご覧あれ。

 

 次に背筋、これがくねくねすると、ロスが大きくなる。これは明らかに脊柱起立筋群が弱く体幹を一定に保てない証拠だ。この筋肉がしっかりすると背筋が伸び前に倒れても体を維持できる。走りの基本は体を前傾して倒れるギリギリまで我慢して最初の一歩を踏み出す。これが走る姿勢の基本だ。

 

  因みにお年寄りで腰が沈んで仰向けの姿勢で歩く方と、前のめりにかがんで歩行するお年寄りがいらっしゃるが、これは腰椎、脊椎や頸椎の弱さに起因している。そのうえ、腹筋と背筋のどちらかが弱く、背筋が弱ければ、のけぞるような歩き方になるし、腹筋が弱ければ前かがみの歩き方となる。ランニングに限らずあらゆる筋肉を活性化し体幹を維持できれば、自ずと期待する成果が得られる。

 

(今日のおまけ)

 今回の総選挙、スポーツと同じで体幹の弱い立候補者が見事に落選した。寄らば大樹の陰と希望の党に鞍替えした議員は見事に落選や当選ラインぎりぎり。希望のオリジナル候補はたった3名が当選したのみ。あとは旧民進党の議員ばかり。立候補選挙区をコロコロと替えた議員も落選。政策も「花粉症ゼロ!」にはあきれ果てるばかり、希望が失望、いや絶望に変わってしまった。

 

    ただ、今回の選挙、旧民進党を右派と左派に仕訳できたのは一つの成果、それに体幹が維持できず軸がしっかりしないブレたサファー議員を一掃できたのは大きかった。野党の敵失による与党の圧勝、今後の政界再編が見ものだ、でもネ!所属政党の獲得票数による比例の復活当選だけは悪しき選挙制度、廃止を強く望みたい。選挙もそうだが、人生もアナタもワタシも一度きり!!