Koushuyaの徒然日記・オフィシャルブログ

多くの方々からブログ再開のご要望をいただき、甲州屋徳兵衛ここに再び見参。さてさて、今後どのような展開になりますやら。。

今そこにある危機

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 今日は少々お固いお話。

  事故も、病気も、別れも危機というものは。突然、予期しない時にそっと靴音を建てずにやってくるものだ。予測や警戒している時、危機だ。危機だと騒ぎ立てているうちは、危機は中々やってこない。つまり、互いが「別れる!」「別れる!」と言っているうちは、二人は別れないのである。

 

 子供の家出もそうだ。「家出する」といって家出をする子もいないし「自殺する」といって自殺をする子もいない。何かがトリガーとなって危機が表面する。例えば世界的な経済危機に陥ったリーマンショックは、米国のリーマンブラザーズ証券のサブプライムローンのデフォルトが引鉄(トリガー)となった。尤も、世界的に景気が後退局面にあってもおかしくない条件は揃っていた。そこに、いきなり発火点の低い揮発油に火が付いたものだから、これが一気に世界中に連鎖した。

 

 離婚もそうだ。家庭への収入が減り、子育ても非協力的な状況が続き、それが限界点に達した時、夫の元から妻は黙ってそっと子供を連れて実家に帰るのだ。

 

 今回の東アジアの緊張は、在韓米国人と在日同胞が人質となっている状況下では、米朝双方とも迂闊に手を出せない筈で、当人らの周辺が抑えている格好だ。開戦するにしても、補給路の確保や人質の避難など数か月の準備期間が必要だ。でも、ご両人がチキンレースのような罵り合いをしているうちは良いのだが。どちらか一方が沈黙し、例えば、民間人に犠牲者が出たり、38度線を挟んで地雷が誤って爆発、砲門や銃の暴発でもありようものなら、戦火に入ったと勝手に前線が錯覚して一気に戦争へとエスカレートするだろう。

 

   離婚でいえば夫婦の行き違いが重なって、夫や妻が外泊したようものなら「家庭を捨てた!」「不倫だ!」などと、勝手に双方に誤解が生じて一気に離婚に突き進むのと同じ構図だ。その兆候を見過ごしていると妻に捨てられる。そう「知らぬは旦那(夫)ばかりなり」

 

(今日のおまけ)

 お金持ちのお金を頂戴したいと思うのは、貧乏人の浅墓なさもしい考えだが、心の奥底にある人間の邪悪な本性だ。言葉では脅しが効かないとなれば、刃物か短銃で脅す。それが効かないとなるとマシンガンや自動小銃で脅す。それは米国への「富」の極度の偏重が原因している。

 

 ソ連崩壊で財を失い、NATOの拡大で防衛線を後退させられたロシア、国内に貧困格差や民族問題を抱える中国、移民流入に悩むEU諸国然り。何かと米国を妬むのは無理からぬお話。

 

 その米国の谷町となっている日本も同じだ。早々に米国からイージス・アショア2基を買い付けた日本。ママのエプロンの陰に隠れている小金持ちの旦那も各国から嫉視されるのは仕方がない事なのかも知れない。